寝不足度がわかる方法
昨晩から今朝にかけて、マジで寝苦しかった。時間ごとの神戸の気温をチェックしてみると、午前4時でもまだ29度台を記録している。湿度も80%を超えているという惨状。寝苦しいのは当然やろ。
おまけに今朝起きて、寝不足の状態でスマートフォンとパソコンを充電しようと思って、テーブルに置いていたサボテンの鉢をひっくり返して床に落としてしまった。幸いにも素焼きの鉢は割れなかったけれど、サボテンは普段見せない下半身をあらわにして、砂まみれで横たわっていた。
まだ起きたばかりで身体が思うように動かないので、汗をかきかき、情けなくて出てくる涙をふきふき、必死になってサボテンを元に戻した。素手でやったのでとげが刺さって、まだ指先がチクチクと痛い。
さらに追い打ちをかける昼間の暑さ。久しぶりに神戸でも35度を超えて猛暑日になった。ところが不思議なことに、今日はいい風が吹いている。昨日より暑いのに、今日のほうが過ごしやすい。
午後になるにしたがって風が強くなり、湿度も50%台に下がってきた。このまま夜になってもこの風が吹いていたら、睡眠不足を解消できるんだけれどな。
睡眠不足は目に見えない状況で蓄積するので、自分がどれほどの『睡眠負債』を抱えているかわからない。大丈夫だと思っていても、意外に蓄積していることもある。そこで寝不足度がわかる方法を伝授しよう。
それはある映画を観ること。この映画のどのあたりで寝てしまうかで、睡眠負債の程度がわかる。映画の前半で眠ってしまったら、重症だと思ったほうがいい。すぐに仮眠を取るべき。
最後まで観られた人は、まずまず大丈夫。全体で2時間10分ほどの作品なんだけれど、ボクは後半で3度は寝落ちしたwww
そのたびに録画を戻したので、観終わるのに時間がかかってしまった。かなり重症の睡眠不足かもしれない。映画の関係者が知ったら、きっと怒るだろうな。
『アンドロメダ…』(原題:The Andromeda Strain)という1971年のアメリカSF映画。
よくできた映画だと思う。衛星がニューメキシコの小さな村に落下した。回収に向かった軍隊は、驚くべき光景を目にする。その村の住民がほとんど一瞬で死に絶えていた。血液が凝固して、砂にようにサラサラと落ちる。普通の死に方じゃない。
そこで四人の科学者が招集されて、この謎の解明に挑む。死をもたらしたのが細菌なのか、毒物なのか、それとも宇宙人なのかわからない。ひとりの老人と赤ちゃんだけが生存していた。その共通項を見つけることで、対策方法を見つけようとする映画。
かなり科学的な内容で、1971年としては素晴らしいできだと思う。ただ映画の後半になると、地下の研究室にこもって、4人の科学者の奮闘が中心になる。睡眠が足りているときなら問題なく観られる。
だけど人間ドラマもなく、ただひたすら真実の解明が続く。ここで睡眠不足だと、あっという間に寝落ちしてしまうw
よくできた映画なので、けなすつもりはまったくない。だけど後半の演出は、どうしても冗長だと感じてしまう。ラスト近くで核爆弾の自爆装置を停止させるシーンでハラハラドキドキするだけ。寝不足人間には、ちょっと辛い映画かもしれない。
映画を観終わって、あまりに眠いので30分ほど昼寝した。寝不足度がわかるだけじゃなくて、眠剤効果もあるかもしれないね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。