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高羽そらさんインタビュー

お盆なので、今日の怪談を

お盆の真っ最中なので、街を歩くとひっそりしている。やっぱり帰省している人が多いのだろう。そう思っていつものスーパーに行くと、大勢の人でごった返している。2軒行ったけれど、どちらもかなりの混雑だった。

 

きっと帰省組はすでに移動していて、残留組は午前中のスーパーに集中したんだろう。親戚が集まったら、美味しいものを食べようということになるからね。

 

そして帰りのバスも満員。今度は六甲山頂に遊びに行く観光客たち。みんな元気だよなぁ。結局静かな雰囲気を感じたのは、家を出てからスーパーに着くまでのあいだだけだった。

 

さて、せっかくのお盆なので、ボクが今日体験した怪談を紹介しよう。

 

昨晩はいい風が吹いていて、日付が変わる前にぐっすり眠っていた。だけど90分ごとに目が覚めるのはパターンになっている。午前2時半くらいに2回目のサイクルで目が覚めた。

 

眠ろうとして目を閉じるんだけれど、部屋の様子がはっきりと見える。これは体外離脱の前によくあること。おそらく心の目で見ているんだと思う。

 

ボクが寝ているすぐ左は壁になっている。マンションなので当然ながらその壁の向こうはおとなりの部屋になる。ところがその壁がない……。

 

意識は目覚めているときと同じようにハッキリしている。そのまま心の目で見ていると、その奥に襖があった。それがすっと開いた。めちゃヤバい雰囲気。

 

襖を開けて出てきたのは出家した女性。いわゆる尼さんだよね。そしてボクの枕元まで衣ずれの音をさせながら近づいてくる。白い布で頭をおおっているので、顔はよくわからない。だけどかなり高齢の女性だと感じた。80歳はとっくに過ぎている印象。

 

ボクの頭の左横に正座すると、その尼さんは言った。

 

「1週間ほどは、こうして様子を見にくるね」

 

さすがにちょっとビビったので、寝たふりをして目を開けなかった。でも本音をいうと、まったく恐怖を感じない。むしろ親しみを覚えていた。

 

久しく顔を見ていない、遠い親戚の人に会ったという感じかな。だけどボクの直感では、歴史的にかなり古い人だと思う。戦国時代に武将が命を落とすと、正室は出家するよね。そういう高貴な雰囲気を感じる尼さんだった。

 

そのときふと思い出した。前日もこの尼さんに会って、いろんな話をしていたことを。

 

一昨日の夜は鼻炎だったので、薬を飲んで寝た。睡眠薬を飲んだのと同じなので、明晰夢のようなハッキリした意識でいられない。だからその尼さんとの会話を忘れていたらしい。だけど昨晩に尼さんに会ったとき、前日のことを思い出した。

 

ということは、残り4〜5日は顔を合わすということ???

 

まぁ怖くないからいいか。一昨日は世間話や小説のことを話していたように思う。もしかしたらお盆なので、血縁のある人かもしれない。もし生前に文才がある人だったら、いろいろ教えてもらえるかも。そんなことを考えていたら、瀬戸内寂聴さんのイメージが浮かんできた。瀬戸内さんはお元気だけれどね。

 

さて、今夜はどうなるのか。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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