何かを毎日継続するコツ
ありがたいことに、一足早い秋がやってきた。秋雨前線が南下したので、神戸は秋の空気に包まれている。まさに初秋という雰囲気。
全国的に同じような気候らしく、Twitterの投稿を見ていると、「このまま秋になれ」とか「夏は戻ってくるな」というものがいくつもあった。ほんとそう思う。
さすがに日の当たる場所は暑いけれど、空気が乾燥しているのでカラッとしている。日陰はかなり快適で、こんな気候ならいつまでも歩けそうな気がする。涼しくなったと同時にお盆も終わったので、街は普段の雰囲気に戻りつつある。マジでこのまま秋になって欲しい。無理だろうけれどね。
Twitterにも書いたけれど、快適な気温だとリラックスするせいか、かえってダラダラとしてしまう。今までは酷暑のせいで、眠くなる余裕さえなかったんだろう。ほっこりしてしまうので、午後から仕事をするのに、いつもより少し多めの気合いが必要だった。
それでもやり始めると、それなりに頭も身体も仕事の体勢になる。だからとにかくやることが大切。
ボクはもう2年ほど仕事を1日も休まないという生活を続けている。最初のうちは気合いでやれるけれど、暑い日や寒い日もあるし、風邪をひいたりギックリ腰だったりで、体調的に辛いこともある。
さらに生きていると、いいことばかりじゃない。うまくいかなくて気持ちがへこんだり、精神的にテンションが下がることもある。それでも決めた以上、どうしてもやり続けたかった。そこで継続するために考えた、ちょっとしたコツがある。
先ほども書いたように、人間という生き物は、作業を始めれば勢いで軌道に乗れる。『やる気』がそのままでは存在しないことが、脳科学でも常識になりつつある。『やる気』は探すものじゃない。具体的に行動に移すことによって、そのあとに『やる気』が生まれてくる。
だからとにかく始めなくてはいけない。といってもどれほど好きなことでさえ、辛いこと、しんどいことはある。毎日やりたいと思っても、そんなことが先立ってサボりたい気持ちになる。これはボクも数えきれないほど経験している。
そこでちょっと工夫した。それは前日の仕事の終わり方。
小説を例にするとわかりやすい。今日の仕事を終えるとき、キリのいいところまで書かないようにした。ちょっと中途半端なところで終わる。『あぁ、このまま続きを書きたい』という段階で、無理矢理にやめてしまう。
楽しくてやりたい部分を必ず残しておく。そして最初にそのやりかけていた部分、続きを書きたかった部分から仕事にかかれるようにしておく。そうすると辛いことが頭に浮かんでも、とりあえず楽しみにしてた部分を書こうとしてパソコンに向かうことができる。
そうすると仕事がスタートするから、あとは勢いでどうにでもなる。『やる気』が発生してくる。そのまましんどい部分も通過できる。そしてまた仕事を終えようとするとき、次の日のために中途半端な部分を残す。それをくり返してきた。
ボクはこの方法で、2年近く毎日小説を書いている。そのうちそれが習慣化してくるので、やることが当たり前になってくる。そしてますます好きになるので、やらずにいられなくなる。ここまでくると、中途半端に仕事を終える必要はなくなってくるけれどね。
これは他の仕事でも、趣味でも、家事でも同じだと思う。どんなことでも毎日継続するのは、かなり大変だろう。だけどちょっとした楽しみを用意しておくだけで、意外と簡単に続けることができるはず。それでも続けられないことは、きっとその人に向いていないことだと思うよ。
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