心に直感が降りる場所を作る方法
人間には適応能力がある。でもその能力をはるかに凌駕するのが、『楽なほうに流れる』という人間の習性。
先週の後半から秋のような気温が数日続いたので、いとも簡単に身体が楽なほうに流れてしまった。あの快適さが忘れられなくて、今も流されているw
だから昨日からの暑さが、辛いのなんのって。身体が暑さに対する適応能力をすでに放棄しているので、マジでしんどい。昨日は34度を超え、今日も午前中に34度近くまできた。ありがたいことにお昼ごろに通り雨があったので、気温が28度台まで下がった。
だけどその後はまだじわじわと温度を上げ、猛暑日に到達しようと意気込んでいる。午後からいつもどおり仕事をしていたけれど、昨晩は久しぶりの熱帯夜だったので睡魔と獲得することになった。もう今年の夏は暑さに適応できそうにないので、早く秋になってくれ〜!
暑さはぶり返しているけれど、街を歩いていると着実に秋が近づいているのがわかる。
この柿が赤くなるころには、快適な毎日なんだろうな。気持ちよく秋を迎えることができるよう、仕事を追い込まなくては。今日のように睡魔と戦っているようでは、効率が悪すぎる。まずはしっかり眠ることだよね。
そして直感を研ぎ澄まして、物語が降りてくる環境を整えることが大切。心に直感を降ろすためには、そのスペースを空けておく必要がある。でないと降りてきても知覚できずに、どこかへ消えてしまう。
簡単に言えば、頭のなかを余計な考えていっぱいにしないこと。空っぽの空間を作れば作るほど、その場所に直感が降りてくる。
だったらどうして直感が降りる場所を作ればいいのか?
瞑想で心を鍛えるのもいいけれど、そんな簡単にはいかない。人間というのは、無心になろうと思えば思うほど雑念で満たされていく。「赤いリンゴを思い浮かべてはいけない」と言われたら、頭のなかにリンゴ農園ができるのは普通のこと。
そこでボクがやっている方法を紹介しよう。過去にもブログで書いたことがあるけれど、とてもシンプルなもの。人それぞれでパターンがあると思うので、自分なりに工夫すれば、きっと最適な方法が見つかると思う。
その方法とは『身体を動かすこと』。これに尽きる。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは、考えが煮詰まるとひたすら歩いたらしい。建物を出て、会社内の庭をぐるぐると歩き続けたそう。部下との話し合いも、歩きながらやったていた。ボクの私見だけれど、それは直感を降ろすためだと思う。
身体を単調なパターンで動かしていると、肉体は考えることをやめる。瞑想するとわかるけれど、じっとしていると身体からの信号が言葉に置き換わる。足がしびれる、背中が痛い、どこかがかゆい等、おしゃべりな子供のように話しかけてくる。
だけど動くことに肉体が気を取られていると、余計なことを言ってこない。だからジョブズがやっているように、リラックスできる場所を歩くのはベストな方法だと思う。もちろん走るのが大好きな人は、ジョギングでもいいと思う。苦痛を感じない運動なら、同じ状況にできるはず。
ボクは自宅にいることが多いので、歩き回るわけにいかない。ボクがやっているのは掃除。これが意外にいい。
特に風呂掃除が最適。お風呂に入る前じゃなく、身体を洗ってから掃除をしている。裸なのでリラックしているし、身体も清潔で気持ちがいい。
そこで身体が覚えている掃除のパターンに身を任せる。完全に段取りを覚えているから、次に何をやるか考える必要がない。掃除の前に求めたいテーマを頭に思い浮かべ、そのまま風呂掃除に没頭する。
そうすると余計なことを考えなくなるので、ボクの場合は指定したテーマについて、心のなかで勝手に会話が始まる。ボクの体内に二人のボクがいて、勝手に討論している。小説なら、登場人物が話しかけてくることもある。
だからボクが書いた小説のほとんどは、お風呂で生まれた言っても過言じゃない。もちろん悩んでいることの答えを得ることもある。
これは風呂掃除が完全にルーティン化しているからできること。掃除が苦手な人には無理だろうねwww
だからそういう人は、別のことで自然に身体を動かせることでやってみればいいと思う。慣れてくると、心に直感が降りてくる瞬間を感じることができるはず。コツはとにかく自分に適したやり方で身体を動かことだろう。
いくら必死で何かを考えても、頭のなかは心のおしゃべりでいっぱいになる。そうなると直感の降りる場所は、永遠に空かないからね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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