SOLA TODAY Vol.713
昨日の散歩中のこと。妻と並んで歩いていると、キックスケーターに乗った小学生の女の子がボクたちを追い越して行った。
そしてしばらく歩いて大きな通りに出たとき、その女の子がはるか前方の歩道にいるのが見えた。下り坂なので一気に駆け下りたんだろうね。歩くより早いし、神戸は坂道が多いし、こりゃ大人でも移動に便利だよなぁと思った。
そう思っていたせいか、こんな記事が目についた。
先ほどの足で蹴るタイプじゃなく、電動のキックスケーターがアメリカでブームになっているらしい。
仕掛け人はスタートアップの企業で、交通渋滞で移動に不満を持つ人をターゲットにしている。サンフランシスコだとわずか2㎞弱の道路を移動するのに30分かかるほどの渋滞らしい。
だけどこの電動スケーターなら、スピードが30㎞ほど出るので5分くらいで移動できてしまう。この電動スケーターはシェアリングアプリで利用できる。基本料金は1ドルで、1分につき15セントの使用量を払うだけ。
アプリで電動スケーターが置いてある場所はわかるし、QRコードを読み込めばすぐにロックが解除されて利用できるそう。自転車のようにスペースを取らないので駐輪場は必要なく、エリア内なら乗り捨て自由とのこと。常にアプリで位置を把握しているからだろうね。
登り坂も楽々移動できるそうなので、坂の多い神戸でも利用できるかも。排気ガスも出ないので環境にも優しい。アメリカでブームになるのがわかりそうな気がする。
ただ問題も多いらしい。自治体の許可を取るのが難しい。ワシントン DCではサービスがスタートしていて、需要が多いので台数の供給が追いつかない状態らしい。ところがニューヨークでは歩道が狭い等の理由で、許可が出ないそう。
さらに想像できるのは、歩行者や車との事故だと思う。原付並みのスピードが出るから、人や車と衝突したときの衝撃はかなりのものだろう。場合によっては死者が出ても不思議じゃない。
アメリカでは運転免許を持ち、かつ18歳以上でないと利用できないようになっている。だからといって、それで事故が起きないという保証にはならない。当面はクリアにするべき問題がいくつもありそう。
だけどいずれ日本にも入ってくると思う。実際にそういう動きもあるらしい。日本の行政がどういう対応を見せるか、ちょっと興味のあるところだよね。
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