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高羽そらさんインタビュー

本の読み方は進化するもの

今週で8月が終わるけれど、まだまだ暑い。全国的には今日も猛暑日のところがたくさんあるらしい。

 

神戸の最高気温は33度くらいかな。気温的には暑いけれど、湿度がかなり低くなってきた。だから風が吹くと、さらっとしてとても気持ちがいい。今もいい風が西から東に抜けている。

 

新作小説の締め切りも残り1ヶ月あまりとなり、少しピッチを上げている。できる限り書き直しの時間を多く取りたいので、初稿を早く完成させたい。今月中にと思ったけれど、ちょっと無理かなぁ。なんとか9月の上旬には初稿をあげて、残り20日で推敲したいと思っている。

 

そのころには涼しくなっているだろうから、きっと作業ははかどるはず。そうなってくれないと、困るけれどね。もう暑いのはたくさん。

 

涼しくなると読書量も増えると思う。読書というのはとても不思議なもので、読めば読むほど読書法が変化していく。そしてその変化の度に、次のステージへ移行しているのがわかる。

 

以前のボクは読書に関して、量を読むことにこだわっていた。1日1冊を目標としつつ、実態としては2日に1冊のペースを維持してきた。

 

だけどあるとき気がついた。ただ文字を追いかけて量を読んでいるだけだと、自分の言葉になっていない。情報収集としてはそれでもいいかも。だけどボクが本を読むのは、『言葉を獲得』することが目的。

 

だったら『言葉を獲得」するにはどういう読み方をすればいいのか。

 

その答えはシンプル。『著者と対話すること』ということに尽きる。本というのは小説であれビジネス書であれ、著者と対話するためのものだと思う。

 

では対話するのに何が必要なのか? それは『考える』ということ。考えることなしに本を読んでも、先ほどのように情報が流れて行くだけで、決して『言葉を獲得』することはできない。

 

それでボクは読み方をここ数ヶ月前から変えている。とにかく読みながら考えて、考えて、考え続けて、著者と対話するようにした。

 

そうしていると面白いことがわかる。1日で読めてしまうような本は、すでに知っていることの重複か、著者と対話が成立していないかのどちらか。つまり早く多く読むのがいいとは限らないということ。1日何冊も読みましたというような自慢は、真剣に考えるだけの本を手にしていないとも言える。

 

速読で早く本を読んで情報をゲットしても、考えなければ意味がない。逆に言えば、考えたくならない本は情報だけ取って、適当にスルーしたほうがいい。

 

本気で考えながら読めば、それなりに時間がかかる。著者の意見に同意できることもあれば、どうしても納得できないこともある。そのことについて考えながら、議論しながら、葛藤しながら読むので、必然的に時間がかかる。だけどその結果内容に納得できたときは、そこに書かれている『言葉を獲得』することができる。

 

スルッと読めてしまう本は、その内容に考える余地がないか、自分が何も考えずに著者の意見を鵜呑みにしているかのどちらかだろう。それではどれだけ量を読んでも、人生の時間を無駄にしていることになる。

 

現在読んでもいる本も、実に面白い。そして頭をフル回転して考えながら読んでいる。全部で500ページある書籍だけれど、1日100ページほどしか読めないほど深い内容。だからどうしても5日かかる。

 

そうかと思えば、あまり考える必要のない本なら、同じページ数でも2日で読めてしまう。でもより心に残るのは最初の時間がかかる本だろう。少なくとも今のボクにとってはそう言える。

 

大切なのは毎日一定の時間を費やすこと。ボクはほぼ毎日、就寝前の2時間を読書に費やしている。そこで読める量は本によってちがうけれど、その時間を毎日確保することに意義がある。読書といのは本当に奥が深い。この先、ボクの読書法がどのように変化していくのか楽しみにしている。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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