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高羽そらさんインタビュー

今年一番、恐怖で固まった瞬間

相変わらず湿度が高いので蒸し暑い。それでも神戸の最高気温は30度台だったので、よしとするしかないかな。週刊予報を見ると9月に入って涼しくなりそうなので、あと2日の辛抱だからね。

 

涼しくなるのは待ち遠しいけれど、仕事の面ではまだまだ8月であって欲しい。もし来月の上旬になって初稿が完成してないようだったら、朝のブログは当分お休みだな。そうならないように、しばらくはエンジン全開で進むしかない。

 

今日も午前と午後でかなり集中力を使ってしまったので、今は少しボウっとしている。そんな僕が恐怖で固まって、心臓が飛び出しそうな瞬間があった。

 

それは勉強を兼ねて観た、日本のホラー映画。

 

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『残穢 -住んではいけない部屋-』という2016年の日本映画。竹内結子さんと橋本愛さんが主演している。

 

原作は読んでないので、なんとも言えない。だけど映画としてはまあまあだった。はっきり言って、全然怖くない。

 

あるマンションで不思議な音がする。ホウキで畳を掃くような音らしい。読者からの投稿を集めて怪談ルポを書いている作家が、その部屋の住人とともにその音の正体を調査する。

 

もちろんその正体は幽霊で、首をつった和服の女性が揺れることで、帯が畳をこする音だった。だけどそのマンションは事故物件ではない。そこで土地の履歴をさかのぼることで、怪現象の元凶を探るというストーリー。この調査過程自体は、なかなか面白かった。

 

だけどいかんせん、それ以外は突っ込みどころが満載。はっきり言って、登場人物の行動に必然性がない。細かいことは書かないけれど、話を怖くするために無理やり行動させているようにしか感じなかった。おそらく原作はちがうだろうと想像する。でないと小説として成立しないと思う。

 

そしてとにかく幽霊が怖くない。CGもかなり雑だし、恨みに思う理由も希薄。こんなことが理由で恐怖の連鎖が起きるのなら、京都の人は大変だよ。なんせ平安京時代から数限りなく貴族や武士が殺し合ってきたんだから。それに巻き込まれて非業の死をとげた民衆も大勢いるだろう。

 

ホラーの勉強としては、あまり参考にならなかった。『リング』の貞子を超えるのは難しいのかもね。

 

だったらこの映画のどの部分で、ボクが今年一番と言っていいほどの恐怖を覚えたのか?

 

それはラストシーンの近く。出版社の編集者が深夜に一人で残って仕事をしている場面。そこへ、この物語の元凶である悪霊が登場する。そいつのやることが、マジでこわすぎた。

 

だってどこかの著者が必死で書いた編集中の原稿を、悪霊が書き換えて消してしまうんだよ〜〜〜〜!!! そんな恐ろしいことはない。

 

あぁせっかく書いた原稿が消える、と思っただけで全身が凍りついたわ。文章を書いている人間にとって、こんな怖いことはない。どんなに怖い悪霊が出てくるよりも、書いた原稿が消えるほうが絶対、絶対、絶対に怖いからね。

 

ホラー映画を観ながら、まったくストーリーに関係ない部分にビビってしまった作品だったwww

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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