SOLA TODAY Vol.726
先日にスーパーで経験したこと。お肉売り場の前に年配の女性がいて、風邪をひいているらしく咳がすごい。じっとしてくれているならまだしも、商品を見ながら咳と同時に飛沫を周囲にばらまいている。こういう人に限ってマスクをするという自覚がない。
ボクが子供のころは衛生面に関する知識がいい加減で、現代ほどやかましく言われなかったかもしれない。お風呂は銭湯が普通だったけれど、湯船に子供がもらしたウンチが浮いていたこともあった。
でも今なら絶対無理。衛生面に関して一度でも事実を知ってしまえば、もう引き返せない。昨日も空港に関してとんでもない事実を突きつけられた。
このタイトルを見て、空港のどこが頭に浮かぶだろうか？ トイレより汚いというだけで、具体的な場所が浮かばなくても、おぞましい場所をイメージしてしまう。ところが意外にも、ボクたちが普通に接触する場所だった。
それはセキュリティチェックの際に、ジャケットや靴やパソコンを入れるトレー。空港に行けば、誰もが必ず手に触れる物だった。
さぁ、事実を知るときが来た。覚悟はできているだろうか？ 記事から抜粋してみよう。
『断トツで最も汚かったのが持ち物検査用のトレーで、半数にA型のインフルエンザを含む何らかのウイルスが付着していた。風邪の原因となるライノウイルスやコロナウイルスOC43でも陽性反応が出た。アメリカの政府機関、疾病予防管理センター（CDC）によれば、結膜炎や肺炎、風邪、下痢、気管支炎など様々な病気の原因となるアデノウイルスも検出された』
これはある研究チームによって、フィンランドのヘルシンキにある空港で調査されたもの。90カ所で、表面部分や空気中にいる細菌のサンプルを採取。1日3回、利用者数がピークになる時間帯に絞って、ウイルス残留の有無を調べたとのこと。
よく考えたら納得できる。あのトレーは殺菌もされないし、いろんな人が触りまくる。どこを歩いたのかわからない靴が乗せられることもあるだろう。言われてみれば一番ヤバい物かもしれない。
２番目に汚かったのは、子供用の遊び場にあるプラスチック製のおもちゃと、ドラッグストアにある支払い用の端末だったそう。ところがトイレはどこも清潔で、14ヶ所の異なるトイレでサンプルを採取したのに、ウィルスは見つからなかった。
この記事を、空港関係者の人が読んでいることを切に望む。あくまでもフィンランドの空港だけの調査だけれど、おそらくどこも似たようなものだろう。滅多に飛行機に乗ることはないけれど、今度あのトレーを目の前にしたら恐怖で固まってしまうかもしれないなぁ。
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