他人の知覚を転送できるとしたら?
今日は見事な秋晴れ。見渡す空のほとんどは青く、空気が乾燥していて気持ちがいい。
梅雨明け以降、買い物の帰り道はバスに乗っていた。でも今日は気持ちがいいので、久しぶりに徒歩で坂道を登ってきた。体力が落ちていないか心配だったけれど、危惧するほどでもなかったかな。これなら来年の夏までは歩いて帰れるかも。
だけど荒天なら無理だろう。今年の神戸は3度も台風が上陸しているのに、またまた台風24号が近づいている。今のところ予想進路の中心で進むと、神戸を直撃しそうな雰囲気。ただ台風21号で実感したけれど、台風の東側になるくらいだったら、直撃してくれたほうがいいかもね。
どう考えても日曜日の外出は無理そうなので、明日から3日間の引きこもりが決定。そのつもりで食材を調達してきた。その分、日曜日も朝から仕事ができるのでラッキーかもしれない。
30日のギリギリまで新作小説を仕上げるつもり。あとはネットでポチッと送るだけ。原稿用紙に書かなくていいので、便利な世の中だよね。でもそれで終わりじゃない。
10月に入ったら、さっそく次の作品に取りかかる。ひとつ作品を仕上げたからといって、優雅にバカンスを楽しめるような立場じゃない。今日も新作小説の推敲をやりながら、頭の隅では次の小説を考えている。
まだ詳細は決まっていないけれど、書いてみたいことがある。
今日妻と二人で歩いているときに感じたことがある。坂道を登りながら「しんどいなぁ」と声をかけあっている。だけどボクの「しんどい」と、妻の「しんどい」が同じものかどうかわからない。
もし脳をその場で交換できたとしたら、「えぇ、こんなにしんどいの!」と驚くかもしれないし、「こんなん、全然しんどないやんか」と感じるかもしれない。どれだけ言葉を尽くして自分の肉体の状況を説明しても、その痛みや苦しみが他人にとってどの程度なのかわからない。
ある人にとって『8』の痛みが、別の人にとっては『4』だったり、『10』だったりするかもしれない。それは肉体の痛みだけでなく、精神的な苦痛にもあてはまるだろう。
これは逆の場合にも言える。気持ちのいいことも、その人によってちがだろう。セックスだって、男性と女性で感じ方は同じじゃないはず。でもどれだけ科学が進化しても、他人の知覚を転送することはできない。
でもそれが小説なら可能になる。そういう装置が発明されたと想像してもいいし、そういう特殊能力を持つ人物を想定してもいい。まだ具体的に決まっていないけれど、次は知覚の転送について書こうと思っている。
SFにもファンタジーにもミステリにもできるけれど、やっぱホラーかな。しばらくはホラー小説に意識を向けたいと思っている。拷問を受けている人間の知覚が転送されたりしたら、それだけでもホラーだよね? あるいはおぞましい心霊体験を転送されてもかなりヤバい。
こうして書いているうちに、少しずつイメージが湧いてきた。さてさて、次作はどんな物語になることやら。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
関大卒さん、コメントありがとうございます。
タルパについては知っていますが、バカらしいのでまったく興味がありません。ごめんなさい。
高羽そら先生こんにちは。
実は僕もテレパシー関連の超能力の本を今読んでいてその中にタルパと呼ばれる自分の守護霊みたいのを作りだす方法が書いてあるのですが先生はタルパについてご存知だと思うので質問したいのですがタルパって体脱やヘミシンクで現れるガイドと同じ存在ですよね?
ゲートウェイでもガイドを想像しましょうと言われているのでタルパと作り方が同じだと思うんですけど、あと先生が著書でヘミシンクと夢体脱は同じだと書いてあったので。
タルパについて興味があったので質問させてもらいました。
もしお暇でしたら教えて貰えませんか<m(__)m>