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高羽そらさんインタビュー

共鳴した心の闇と悪意

ボクは基本的に出不精。ちなみに油断するとデブ症になる傾向もあるww

 

ボクが暮らす神戸市灘区にはなんでもある。神戸大学等の学校、スーパー、病院、数々の飲食店、さらに六甲山という観光地や神戸市立王子動物園も灘区。だから滅多に灘区から出ることがない。

 

ただ映画館と大型のショッピングモールはないので、そういう場合は灘区を脱出する。今日はショッピングモールに用事があったので、久しぶりに灘区を出た。9月1日に映画を観に行って以来。

 

向かったのは神戸ポートタワー近くにあるumieというモール。目的の商品を無事に購入して、久しぶりにランチを外食した。

 

IMG_4807

 

 

たまにはこういうランチもいいな。それなりに美味しかった。別に絶賛するほどの料理じゃないけれど、わざとこうしてブログにアップしている。

 

なぜならボクは毎日、その日と同じ日付の過去記事を読み返しているから。このブログは2014年にスタートしているので、4年分をふり返ることができる。なんせ年々記憶力が落ちているので、数年前のことが思い出せないw

 

読んだ本や鑑賞した映画のストーリーも忘れてしまうので、ブログを見直して記憶の補填をしている。だから来年の10月18日になれば、この餃子を食べたことを思い出すだろう。ということで心に残った映画のことも記録しておこう。

 

Apt-Pupil

 

 

『ゴールデンボーイ』(原題:Apt Pupil)という1998年のアメリカ映画。原作は最近になってボクがハマっているスティーブン・キングの小説。

 

これは人間の心の闇と悪意を描いた作品。なんとも言えず気味の悪い映画だった。16歳のトッドは学校で習ったナチスのホロコーストに異常な興味を抱く。彼は天才的な頭脳を持っていて、ある日とんでもない事実を突き止める。

 

同じ街に住むデンカーという老人が、FBIやイスラエル政府が血眼になって探しているナチスの戦犯だと気づく。デンカーの本名は、ドゥサンダーだった。トッドはデンカーに接触する。その目的は、ホロコーストでの虐殺の様子を知りたいという悪趣味な好奇心を満たすことだった。

 

トッドはデンカーの指紋まで採取していて、「当時の話しをしてくれないとFBIに連絡する」と脅す。老人は仕方なく、当時のことを少しずつ話すようになる。

 

だけどデンカーは普通の老人ではなかった。逆にトッドの弱みを握り、逆襲を仕掛けてくる。デンカーはトッドに、そしてトッドはデンカーに強い影響を受けるようになる。二人の心の奥底にある闇と悪意が、共鳴してついに殺人事件まで引き起こす。最終的に人を殺したのは少年のトッドだった。

 

まぁ、なんとも不思議で面白いストーリーだった。結局この老人と少年は、同じタイプの人間だったということだろう。他人を苦しめることに、心のどこかで喜びを覚えている。

 

ラストで逮捕されたデンカーは自殺するけれど、トッドは殺人の容疑を受けることもなく普通に大学へ進学する。逮捕された老人との関係に気づいた高校の教師がトッドを問い詰めるが、その教師は逆に脅されてすごすごと引き下がってしまうというエンディングだった。

 

映画はここで終わっているけれど、原作のトッドはその教師を殺してしまうらしい。これは絶対に原作を読まなくては。映画を観ながら、スティーブン・キングなら黙って教師を逃さないだろうと思ったからね。

 

デンカーを演じたイアン・マッケランが最高だった。『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役を忘れてしまう。この写真のシーンではマジで鳥肌が立った。トッドに脅されて兵士のコスプレ中に、本気で当時の自分を取り戻した瞬間だった。

 

トッド役のブラッド・レンフロもめちゃ良かった。楽しみな俳優さんだけれど、2008年に25歳で亡くなっている。ドラッグの過剰摂取らしい。とにかく原作の良さを感じた作品だった。ますますスティーブン・キングにハマってしまう。できれば全作品を読破したいと真剣に思っている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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