人生はストーリーなんだよね
まだ昨日の映画の余韻が続いている。ということで、今はこのアルバムを聴きながらブログを書いている。
『ボヘミアン・ラプソディ オリジナルサウンドトラック』というアルバム。この映画で使われた曲が、すべて収録されている。音楽を聴いているだけで、昨日のシーンがよみがってくる。
この映画は20世紀フォックスの作品だけれど、本編がスタートするときのファンファーレを聞いたことがない人はいないだろう。20世紀フォックスのロゴとともに流れる音楽がある。
この映画は、ここからしてちがう。普通はオーケストラのファンファーレだけれど、なんとクイーンのギタリストである、ブライアン・メイ風のサウンドでファンファーレが作られている。ファンならこのサウンドに、まちがいなく反応する。
ボクは映画が始まったとたん、思わずニンマリして、やられたなぁと感心してしまった。
アカン、アカン、このアルバムを聴きながらブログを書いていたら、立ち上がって歌いたくなってしまう。今は『キラー・クイーン』がかかっている。
この映画を見て強く感じたのは、人生というのはその人を主人公にしたストーリーだということ。昨日はある本を読了して、その意をさらに強くした。
『ストーリーの解剖学 ハリウッドNo.1スクリプトドクターの脚本講座』ジョン・トゥルービー著という本。
これは完全に、ボクが勉強するために読んだ本。めちゃ分厚い本で、650ページを超える内容。読破するのに5日もかかってしまった。脚本家を志す人のための本であり、小説の勉強にもなる。要点をメモしようと思っているけれど、おそらくそれだけで丸1日かかってしまうだろう。
だから一般の人にオススメするような本じゃない。脚本や小説を書きたいと思っている人には必読だと思う内容だけれど、そうでない人には退屈に感じるかもしれない。
だけど作家を志さない人でも、この本を楽しむ方法がある。それは自分の人生を当てはめてみること。
物語には定型の要素がある。主人公には欠陥があって、そのことで心理的にも道徳的にも問題を抱えている。やがてその欠陥に気づいて心を入れ替えることで、新しい自分に目覚めていく。物語の基本はそれだけだと言ってもいい。
その気づきのためにライバルがいて、敵がいて、様々な妨害をしかけてくる。それもすべて気づきのためだとわかる。そして苦しいときに助けてくれる仲間もいる。あるいは仲間だと思っていた人が敵だったり、その反対もあるだろう。
だけど結果として自分の欠陥を受け入れ、新しい自分になるためにストーリーが進む。まさにそれは人生と同じじゃないだろうか? ボクはそう感じた。
だからこの本に書かれているストーリーのノウハウを、自分の人生に当てはめてみるといいように思う。そうすると自分を取り巻く人間関係、悩み事、仕事における葛藤の背後にあるものが見えてくるかもしれない。
どんな人も自分が主人公のストーリーを生きている。それぞれに物語はちがうけれど、その本質は同じだと思う。もしかしたらこの本を読むことで、新しい何かが見つかるかもしれない。そんなふうに感じる教則本だった。
あぁ、『ボヘミアン・ラプソディー』が流れてきた。また泣けてきたよ。フレディに会いたいなぁ。
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