面倒なことは味方にしちゃおう
遅ればせながら、我が家のマンションロビーにクリスマスシーズンがやってきた。
例年なら11月に入るとすぐに飾られていたけれど、今年は中旬をとっくに過ぎている。今年の理事会役員さんは、きっと忙しかったんだろうね。
まぁ、毎年のこととはいえ、ツリーを出して飾り付けるのは面倒なもの。ましてや自分の家のツリーじゃなく、マンション用のものだからね。ついつい先延ばしになる気持ちはわかる。
だけど面倒だけどやらなくてはいけないことって、先延ばしにするほど余計に面倒なことになりがち。さっさとやってしまうほうがいい。
今年になってボクは、面倒なことに意識をフォーカスしてきた。大好きな仕事でも遊びでも、必ず面倒なことが出てくる。小説を書くことが好きでも、それに付随する面倒なことは数え切れないほどある。だけどそれなしで小説は完成しない。
遊ぶことであっても、場所の移動で渋滞に巻き込まれたり、現地の予約をしたり、必要な道具をそろえたり、参加者に連絡を入れたり等、なんらかの面倒なことが生じる。
ましてや家事、職場の人間関係、顧客との打ち合わせ等、面倒だけどやらなくてはいけないことは山ほどあるだろう。それらが苦手なものであればあるほど、つい先延ばしにしたくなる。
だからボクは、面倒なことを味方にすることにした。
その方法はとてもシンプル。だけど自分をうまくだます必要がある。心のどこかで疑っていると、面倒を避ける口実にしてしまうから。
世の中の出来事は、いいこともあれば悪いこともある。どちらかだけの人生なんて、普通の状況ではあり得ない。戦争やテロ行為等の犯罪は、決して普通の状況ではないからね。
そんな普通の状況で、いいことと悪いことが同じ比率で起きると仮定する。いやいや、自分をそのようにだます。
すると必然的に面倒なことを経験すればするほど、いいことが待っていることになる。だけどいいことを待ち望んでボンヤリしていると、想定外のいやなことに見舞われるかもしれない。だったら先手を打って、面倒なことを先に片付けるほうがいい。
だから面倒なことに巻き込まれると、ボクはウキウキするようになった。あぁ、今日はあれとこれをどうしてもやらなくちゃいけない。面倒だからいやだよなぁと思う。でも同時に、心の中でラッキーだと感じている。嘘みたいだけど、最近のボクはマジでこんな風に過ごしている。
それゆえ大掃除なんて、大歓迎になってしまう。いやだと思えば思うほど、心のどこかでガッツポーズをしている自分がいる。そしてそれを証明するかのように、大掃除を始めた中盤に、ボクの小説が選考に残っている知らせを受け取っている。
そんなことをまぐれだと思う人は、せっかくの機会を逃しているよ。面倒なことを歓迎して味方にしてしまうと、具体的な出来事にいい効果がある。
なぜかといえば、気にしなくていいことが大幅に減るから。面倒だと感じたとたんに処理してしまうので、憂いを残すことがない。そうするとどうなるか?
直感のアンテナが鋭敏になる。余計なことに心を奪われなくなるので、ひらめきやチャンスに対して敏感になる。そして自分がやりたいことに関して、より強く集中力をかたむけることができる。
面倒なことを味方にするメリットは、思っているより大きいと思う。どんな面倒なことにでも、真正面から向き合う気持ちを育てることができる。人生観がコロッと変わるので、やってみるといいよ!
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