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高羽そらさんインタビュー

夢を形にするのに必要なもの

やっぱ、この歌が大好き。何をしていても、つい口ずさんでしまう。

 

先日のブログで紹介したけれど、Pinkの『Million Dreams』という曲。ミュージカル映画のカヴァーアルバムに収録されているんだけれど、彼女自身が写っている映像は作られていない。

 

でもドキュメントタッチの動画を見つけた。このアルバムには、この曲のサビの部分を歌ったPinkの幼い娘さんの声が収録されている。そのときの録音風景を撮影したもので、娘さんだけでなく彼女が歌うシーンも収録されていた。本当にいい歌やなぁ。

 

何度もこの動画を見たいので、ブログにアップしておこうっと。

 

 

この歌を聴いていると、夢を持つことの大切さをひしひしと感じる。そしてもっと大切なのは、それは具体的な形にすること。ただ頭に思い浮かべているだけなら、それは単なる妄想でしかない。だけど自分の夢を形にするのは、なかなか難しいもの。

 

だったらどうすれば夢を具現化できるのか? そのヒントをくれたかもしれない本を読んだ。

 

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『人間をお休みしてヤギになってみた結果』トーマス・ウェイツ著という本。

 

もうメチャメチャ笑い転げた。まさにこのタイトル通りの内容。

 

著者のトーマスは、なんとなく人生に行き詰まりを感じていた。まもなく30歳になろうとするのに、自分の人生に将来の展望が見えてこない。でも未来への不安ばかりが先走って、どうしても先に進めなかった。

 

そこで考えたのが、動物になってみようということ。それも見た目だけでなく、心も動物として暮らしてみたいと思った。その発想の元になったのは、未来を憂いているのは人間だけだと感じたから。

 

人間は過去と未来にしばられている。過去の失敗を後悔して、未来への不安で心を満たしている。でも動物たちは『今』という瞬間に生きている。その気持ちになれば、自分は不必要な悩みから解放されるのでは、と思ったから。

 

最初は象になろうと思った。その段階で笑えてくる。そしてその試みに出資する企業もあった。だけど急に気が変わり、なりたい動物を変更することにする。

 

それがヤギだったwww

 

でも著者がすごいのはそこからの真剣度。最初はシャーマンに接触して、薬物を使用することでヤギの心になろうとする。それが失敗したら、次は脳科学の権威に申し入れて、自分の脳をヤギと同じ状態にしてみることにトライする。

 

そして最終的には四つ足で歩行できる装置を専門家に依頼して、なおかつヤギの第一胃と同じ機能を有するものまで作成する。つまりヤギと同じように草を反芻して一緒にアルプスの山を越えようとした。

 

実際に草を噛んで、吐き出して用意した第一胃の役割をなす容器に入れる。それを人間の胃で消化できるように分解して、実際に食べている。とにかく完全なヤギになろうとした。もうここまで来たら笑いを超えて、マジで尊敬してしまう。

 

著者はこのプロジェクトで、2016年のイグノーベル賞を受賞している。この本を読んだ人なら、それが当然だと納得できるだろう。

 

この本を読んで、夢を形にするのに必要なものがわかったような気がする。

 

それはアホになること! 

 

この『アホ』は関西弁の意味合いを持った言葉で、相手に対する敬意が込められている。言い換えれば『ノリの良さ』と表現してもいいだろう。

 

誰だって夢を持っているけれど、どうしても次の一歩が踏み込めない。それは失敗したり他人から笑われる恐怖があるからだろう。だからどうしても行動に移せない。

 

でもこの著者はそんなことまったく考えていない。ひたすら『アホ』になって、ヤギになるために突き進む。この徹底したノリの良さが、夢を形にするのに必要なものだと感じた。

 

もし自分がもう一歩を踏み出せないと感じている人がいたら、この本を読むといいかも。よし、とにかくやってみよう、という勇気と元気をもらえると思うよ!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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