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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.796

安楽死か……。それも致し方ないのかなぁ。

 

いやいや、人間のことじゃないよ。もちろん動物でもない。

 

それは日本と韓国の関係。

 

韓国に広がる「日本どうでもいい」の理屈

 

太平洋戦争中の日本人による朝鮮人の元徴用工について、日本の企業に賠償請求を認める判決を韓国大法院が出した。この判決をめぐって、日本と韓国の関係がこれまでにないほど悪化している。

 

この記事はその裁判について述べたもので、今のままでは日本と韓国の関係は安楽死するのでは、と結ばれている。つまり大きな国際紛争に至ることなく、おだやかに終わりを迎えるということだろう。だけど安楽死が『死』であることにまちがいなく、生き返ることはあり得ない。

 

この元徴用工の問題は、戦後生まれのボクたちにとって正確な理解が難しい。日本と韓国における戦争責任と国交正常化の過程が複雑にからみあっているので、どうにも複雑。

 

ボクの理解としては、国交正常化に際して両国間でこれらの問題に決着をつけた。ゆえに個人賠償に関することは、それぞれの国で対応しましょう、ということのはず。

 

だからこれまでの韓国大統領は、この徴用工の問題が日本企業への賠償請求とならないよう、背後で働きかけてきたという経緯がある。この件に関して、前大統領が残した文書も発見されている。

 

ところが現在の大統領は北朝鮮との交友に忙しく、日本に対する積極的な外交姿勢を見せない。そのすき間を縫うように、韓国の最高裁で今回の判決が出された。そしてその判決に対して、韓国政府は具体的な対応を取ろうとしない。

 

日本政府が国家を巻き込んだ訴訟も辞さないと息巻いているのは、日本人であることを脇に置いても同意できる。国家どうしで決めたことを、簡単にひっくり返されたらどうしようもない。どんな取り決めをしても、約束の破り放題になってしまう。

 

この記事を読んでいると、日本と韓国の関係に関して絶望的な気分になってくる。この徴用工判決に対する韓国政府の対応次第では、次々に訴訟が起きるかもしれない。そうなれば日本企業は韓国から撤退するだろうし、民間レベルの交流にも支障が出るだろう。

 

だけど戦争になるような関係じゃないから、この記事の著者が書いているように『安楽死』ということもあり得るのかも。北朝鮮と中国、そしてアメリカを背後に置く日本と韓国の動向次第では、今後の東アジアの平和を不安定にさせるような気がする。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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