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高羽そらさんインタビュー

輪廻転生はゴールするまで続く

人間の魂が生まれ変わることを信じている人は、意外に多い。ボクもそのひとり。

 

妻と同じ時代に生きたヨーロッパでの過去生なんか、二人とも当時の名前まで知っている。だけど同時に、ボクは過去生なんて知らなくていいとも考えている。だから生まれ変わりなんて存在しない、という人の意見に反論する気はまったくない。

 

その時代特有の事情は、その時代でしか解決できない。詳細を知ったところで、今さらどうしようもない。過去生を知ることで余計な後悔を背負ったり、変な自尊心を育てるだけで終わってしまう。

 

過去生で抱えた課題等は、すべて今の人生に申し送りされている。だから現在の人生に真正面から向き合って、精一杯生きればいい。だからわざわざ退行催眠等で、自分の過去生を調べる必要なんてない。そして生まれ変わりを信じる必要もない。

 

ただ輪廻転生を意識する人は、絶対に忘れてはいけないことがある。もし今の人生で目的を達することができなければ、再び別の人生を生きる必要があるということ。輪廻転生を信じるということは、その事実を認めることだと思う。

 

つまり輪廻転生は、ゴールするまで続く。今の人生で何かから逃げても、いつかは向き合わなければいけない。それが自分に課したルールだから。

 

まさに輪廻転生と同じだなぁ、と感じる映画を観た。

 

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『ジュマンジ』という1995年のアメリカ映画。20年ほど前に観たきりだったので、すっかり内容を忘れていた。面白かったという記憶が残っているけれど、まさかこれほど素晴らしい作品だということを忘れていた。

 

ジュマンジは魔法がかけられたゲーム盤のこと。すごろくのようなゲームで、サイコロを振って進むとゲーム版から指示が出る。その内容がヤバい。

 

鳩ぐらいの大きさの蚊に襲われたり、知能の高い猿軍団に街を支配されたりする。圧巻なのはサイや象の暴走で、街中の建物等を破壊し尽くしてしまう。この時代のCGにしては、かなりよくできていると思う。

 

一度ゲームを始めたら、途中で止めることはできない。ゲームに参加した誰かがゴールすると、それらのすべてが消えてしまう。そう、まるで輪廻転生のようだよね!

 

ゲームをプレイしているのは写真の4人。亡くなったロビン・ウィリアムズの懐かしい顔も見える。大人の二人は26年前にこのゲームをやりかけて中断していた。それはロビンが演じるアランが、ゲームの世界に閉じ込められてしまったから。サイコロで5か8の目が出ないと、元に戻れなかった。

 

26年後に二人の姉弟が、このゲームを始めたことでアランを救い出す。少年だったアランは中年になっていた。そして同じく中年になった当時の少女を探して4人でゲームを続けるという物語。

 

エンディングを忘れていたので、ボクはめちゃ感動してしまった。アランの両親は大金持ちだったけれど、息子の彼が失踪したことで没落していた。そして26年後にゲームを始めた2人の子供は、両親を交通事故で亡くして寂しい暮らしをしていた。

 

だけどアランがゴールしたことで、時空がゲーム前の世界に戻る。つまりパラレルワールドが発生したことになる。そこでアランは人生をやり直し、一家の没落を防ぐ。そして26年後のゲーム仲間の2人と再会する。まだ二人の両親は生きていたので、アランは自分の会社に雇うことで交通事故死を未然に防ぐ、という結末だった。

 

途中で諦めずにゴールしたからこそ、新しい世界が待っていた。まぁファンタジーらしい終わり方だけれど、どこか輪廻転生を感じるストーリーだったなぁ。心温まる、とても素敵な作品だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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