夢の続きを見る方法
今日の神戸はめちゃめちゃ寒い。最低気温は3.1度で、最高気温も8度台という寒さ。だからこの冬になって、初めてダウンジャケットを出した。
おかげで身体は寒くなかったけれど、顔や耳が冷たくて痛いほどだった。そんな寒風のなか、まるで春のような花に出会った。
桜なんだけれど、今の時期にまちがって咲いたわけじゃない。十月桜という品種で、冬桜とも呼ばれている。この時期に咲くのが普通なので、この花たちにとっては今日の寒さが快適なんだと思う。
でもこの花を見ていると、暖かい春が来たような気分になる。冷たい北風に吹かれながらも、心だけが夢の世界をさまよって春へと瞬間移動したようだった。本格的な冬はこれからなのにねwww
さて夢で思い出したけれど、ボクの得意技に夢の続きを見るというものがある。
ある夢を見ていて、目が覚めたとしよう。それがとても楽しい夢で、もう一度体験したい。だけど普通はもう一度寝たらちがう夢の世界へ行ってしまう。でもボクはかなりの確率の高さで、夢の続きを見ることができる。
普通の夢でも明晰夢でも可能だけれど、明晰夢のほうがより続きを体験しやすい。それにはちょっとしたトレーニングが必要になる。でも根気よくやれば、誰でも夢の続きを見ることができる。そのコツを、ちょっとだけ書いてみよう。
まず、完全に目を覚まさないことが必要。体外離脱をするときは完全に目覚めてから二度寝するのが効果的。だけど夢の続きを見る場合は、起きてトイレ等に行ってしまうと、まず同じ夢を見ることが難しくなる。だから目が覚めた直後に、その世界へ戻ることを意識するのがポイントになる。
では、ついさっきまで見ていた夢の世界へ戻るのに重要なものは何か?
ズバリ言おう、それは『感情』!!!
人間は現実世界でも夢でも、体験する出来事に感情が連動する。楽しい夢でも、悲しい夢でも、笑っても怒っても、強い感情が表出する。笑いながら目を覚ましたり、悲しくて起きたら枕が涙で濡れていた経験は誰にもあるだろう。
だからその世界へ戻る手がかりは、『感情』しかない。続きを見たいと思う夢で経験した感情を、できる限り忠実に再現することができれば、もう一度その夢の世界へ戻ることができる。
そのコツはとてもシンプル。ただひたすら素直にその感情を体験すること。抵抗してはいけない。あるいは勝手な解釈をしないこと。そうでないと、その感情が変質してしまうから。
楽しいことでも悲しいことでも、そのとき感じた感情をありのまま思い出す必要がある。その世界へ戻るには、それしか方法がない。これは練習が必要だけれど、普段から自分の感情に対して意識的になっていると必ずできるようになる。
自分に言い訳をしたり、他人のせいにしたり、ありえないことだと事実を捻じ曲げるようなことをしていると、その瞬間に感じた感情の色が変化してしまう。だから悲しくても腹が立っても、おかしくても嬉しくても、そのままを受け取る習慣をつけるようにするといい。そうすれば夢の続きを見ることができるはず。
ボクがなぜこんなことを練習しているかといえば、それは小説を書くため。ひとつの小説を完成させるには、数ヶ月という期間がかかる。言いかえれば、毎日夢の続きを見ているようなもの。
だからいつでも書いている物語の世界へ入れるよう、執筆開始と同時に小説世界の感情を取り戻すようにしている。逆にいえば夢の続きを見るのが得意だから、ボクは小説を書いているのかもしれないね。
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