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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.811

最近話題に上ることが多い無戸籍。ボクだって、もしかしたらそうなっていたかもしれない。

 

ボクが生まれたのは5月。だけど出生届が提出されたのは7月の後半。生まれて2ヶ月以上は無戸籍だった。

 

事情はわからないけれど、父の人生からなんとなく想像はつく。迷った末に母と入籍して、出生届を出したのだろう。知らんけどw

 

そんな無戸籍に関して、こんな事件が起きている。切なくて、切なくて、ズシンと心に残る出来事だった。

 

内縁30年、死んだ妻は誰? 無戸籍か、身元分からず 大野城死体遺棄事件17日初公判

 

今年の10月に内縁の妻の遺体を遺棄したとして逮捕された男性の、初公判について書かれた記事。妻は病死で、いわゆる凶悪な犯罪じゃない。

 

亡くなった妻は53歳だったけれど、なんと二人は30年も連れ添った内縁関係だった。そこらの夫婦より仲がいい。ただ妻には事情があった。

 

夫は妻が無戸籍だと知っていたのかな? 薄々は感じていただろうと思う。過去に籍を入れようと言ったかもしれないけれど、おそらくその女性が拒んだのだろう。無戸籍だということがバレてしまうからね。

 

決して裕福とは言えない暮らしで、かなり古いアパートに二人で住んでいた。妻の体調が悪くなったとき、夫は妻に身分証を作成して病院へ行くように勧めた。だけど彼女は頑としてこばんだそう。そしてそのまま亡くなった。

 

戸籍がなければ死亡届が出せない。そうなると埋葬許可証をもらえないので火葬も無理。そのうえアパートの退去期限が近づいていたことで、その男性は妻の遺体を置いたまま部屋を出たとのこと。

 

逮捕されてから警察が奥さんの身元を必死で調査したらしいけれど、まったくわからなかったらしい。その男性は30年も一緒に暮らしていたのに、妻がどこの誰だか知らなかった。おそらく血縁関係者もいなかったんだろうね。

 

無戸籍になるパターンで多いものとして、女性が子供の父親を記録に残したくない場合が多いそう。無戸籍の8割は、離婚がらみの女性が夫から逃れる方法として選択しているらしい。

 

例えば父親がDVの夫だったり、ストーカーのような男だったら、父親の名を戸籍に残すのは避けたいだろう。自分にも子供にも危険が及ぶかもしれない。そんなことを想像すると、本当に切なくなる。

 

この亡くなった女性も、何らかの事情があって無戸籍になったんだろう。もしかしたら彼女の母親から何か聞いていたかもしれない。日本の憲法で基本的人権が認められているんだから、このような人たちを救済する法律的な整備が必要かもしれないね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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