完璧すぎないからいいんだよな
今日の午後、やっと新しい洗濯機が来たよ〜〜!
大急ぎで選んだ割には、かなり可愛いデザイン。ボクも妻も一目惚れした洗濯機なので、正月早々から大変だったけれど結果としてよかった。
これで今夜から手洗いで洗濯しなくていい。たった2日だったけれど、洗濯機のありがたさを痛感したよなぁ。ボクが5歳くらいのころ、我が家に洗濯機がなくて母親が洗濯板で洗っていたのを覚えている。昔の人はそれが普通だったかもしれないけれど、今のボクたちには無理な生活になってしまったよね。
そう思うと、使えないと困るものは山ほどある。このブログを書いているMacBook Airもなかったら仕事ができない。キーボードが使えなくなったので外付けのものを使用しているけれど、とにかく本体は故障せずに動いてくれている。
今やiPhoneだって急に故障したら困る。ボクと妻の携帯番号は覚えているけれど、それ以外の人の電話番号は昔のように覚えていないから。もしネット環境が使用不可になったら、誰とも連絡が取れないものね。
何をするにも便利になった世の中だけれど、使っているものが完璧すぎるので、かえって困ることになるのかも。昔のように適当な道具だと、代用品がいくらでもあったからどうにかなった。完璧すぎないからいいこともあるんだろう。
昨日ある映画を観ていて、同じことを思った。ちょっとくらいドジなほうがいい場合もあると感じた作品だった。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』という2015年のアメリカ映画。映画館でも観たし、DVDでも観ている。今年になってNHKのBSで放送していたので、またまた観てしまった。シリーズの5作目にあたる作品だけれど、何度観ても本当に面白い。
昨年に公開されたシリーズ6作目の『フォールアウト』をまだ観ていない人は、新作のDVDを見る前にこの作品を観たほうがいい。この写真に登場しているレベッカ・ファーガソン演じるイルサも、そして悪役のソロモン・レーンも最新作で登場するから。
有名な映画なのでストーリーはいいだろう。この映画の好きなところは、主人公のイーサン・ハントがちょっとドジなところ。完璧なようでよくミスを犯す。この映画でも溺れそうになるし、最新作でも回収したプルトニウムを奪われている。
だけどそれゆえ、どうにかして挽回しようとする。そもそも完璧な人間なんていないわけだから、観ているボクたちも共感しやすい。ここという肝心なところで完璧に決めてくれるから、スカッとして映画を観終わることができるのだろう。
反対にこの映画の悪役であるソロモン・レーンは、最後までほぼ完璧だった。イーサン・ハントとイルサを手玉にとって、自分の思うようにことを運んでいる。それゆえ油断もあったんだろう。最後の最後でドジを踏んでしまう。
これは完璧主義者が陥りやすいパターンだろう。詰めが甘いというやつだよね。自己検証と自己嫌悪があるからこそ、人間は変わることができる。常に完璧主義を自認してきた人は、どこかもろいところがあるのかもしれない。こんなアクション映画でも、ちょっとした人生のコツを感じることができる。
久しぶりにこの5作目をみて、昨年公開の最新作が観たくなってきた。もうレンタルされているのかな? 時間があれば探してみよう。
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