イデオロギーを超越した愛
朝からメチャ興奮している。全豪オープンで優勝した大坂なおみ選手の決勝戦の録画を見ていたので、面白すぎてなかなか仕事がはかどらない。
いやいや、マジで最高の試合だった。クビトバ選手もいいプレイヤーだよね。決勝戦にふさわしいがっぷり四つの試合だったなぁ。
あまりに素晴らしい試合なので、午前中は朝のブログを書くのが精一杯。その分午後の仕事がずれ込んだので、夕方にかけてバタバタしていた。
ということで、今日観た素敵な映画を簡単に紹介しておこう。
『愛の亡命』(原題:Despite The Falling Snow)という2016年のイギリス・カナダ映画。
邦題を見て、あまりのダサさに観るのをやめかけたwww
だけど主演のレベッカ・ファーガソンという名前を見て、即座に前言を撤回。『ミッション・インポッシブル/ローグネイション』で彼女を見て以来、素敵な女優さんだと思ってずっと注目していたから。
昨年に公開された同じシリーズの最新作である『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』でも再び彼女の姿をスクリーンで見て、完全にファンになってしまった。綺麗なのはもちろんだけれど、演技がいいんだよね。まだ35歳なので、これからますます活躍してくれることを願っている。
この映画は2つの時代が舞台になっている。アメリカとソ連が冷戦時代だった1961年。そしてソ連が崩壊したあとの1992年。
ソ連の外交官であるサーシャは、カティヤという美しい女性と出会う。一目で恋に落ちるけれど、彼女は両親をソ連のKGBに殺され、アメリカの諜報員として働いていた。それでサーシャに接触したというわけ。
ところがカティヤも彼を好きになってしまう。スパイとしての職務を放棄してまでも、彼と結婚することを選んだ。ところが組織は許してくれない。スパイを続けないとサーシャにその事実をバラすと脅す。
最終的にカティヤは自分のことを夫に告白する。KGBの魔の手が妻に迫っていることを知ったサーシャは、彼女を守るためにアメリカへ亡命することを決意する。そしてサーシャは亡命に成功するが、妻が後を追ってくることはなかった。
その約30年後。サーシャの姪である芸術家のローレンがロシアで作品展を開くことになった。だけど彼女の本当の目的は、叔母のカティヤのことを調べるためだった。そしてラスト近くはアメリカから駆けつけたきた叔父のサーシャとともに、衝撃的な事実を知ることになる。これは本当に辛い(涙)
その事実が気になる人は、ぜひこの映画を観て欲しい。だけどハンカチを用意するほうがいいよ。本気で泣いてしまうから。
レベッカ・ファーガソンは、なんとこのカティヤとローレンを一人で演じている。つまりそっくりの叔母と姪という設定になっている。決して派手なストーリーじゃないけれど、彼女の演技力によって素晴らしい作品として仕上がっていると思う。これからの彼女の活躍が本当に楽しみだなぁ。
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