人生は全てショービジネス
ケイティ・ペリーが昨日、オーランド・ブルームとの婚約を発表した。彼女のInstagramをフォローしているのに、ボクはニュースを見るまで気がつかなかったよ。オーランド・ブルームは彼女のInstagramによく登場するからなぁ(汗)
一時期は破局の噂もあったけれど、お似合いのカップルだと思う。ということでケイティ・ペリーの婚約を祝して、2日ほど前にリリースされたばかりの新曲をリンクしておこう。かなり久しぶりの新曲だよね。
今回はZedd(ゼッド)とのコラボで、『365』というタイトル。音楽プロデューサーであるZeddはまだ29歳。だけど彼がプロデュースしている有名ミュージシャンは数え切れないほど。
デビッド・ゲッタやマーティン・ギャリックスと並んで、現代の音楽シーンを牽引しているアーティスト。そのZeddもこの曲のビデオに出演していて、めちゃめちゃ面白かった。ケイティ・ペリーらしいコミカルな映像。なんと彼女はロボットになって、Zeddの家にやってくるという設定。百聞は一見にしかずなので、見てもらったら楽しさがわかるはず。
この曲の数分間で、きっちりと物語になっている。音楽というのは、必然的に物語を引き寄せるんだと思う。そういう意味では、人生というのは音楽に彩られたショーのようなものかもしれない。
今日観た映画の登場人物がこんなセリフを言っていた。「人生は全てショービジネスなんだ」と。
『シカゴ』という2002年のアメリカ映画。先ほどのセリフを言ったのはリチャード・ギアだけれど、映画の主役はこの写真のレネー・ゼルウィガーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの二人の女性。
ずっと気になっていた映画だけれど、なかなか観る機会がなかった。ちょっと取っ付きにくそうな思い込みもあって、ついあとまわしになっていたみたい。ようやく観ることができたけれど、こんなに素敵な映画だと思わなかった。
ショービジネスに憧れる二人だけれど、ともに殺人の罪で収監される。いつ死刑になるかわからないと怯えるなか、敏腕弁護士が彼女たちを救おうとする物語。人を殺しておいてスターになるなんて、潔癖な人が見たらムカつく映画かもしれない。
だけどこの映画はそんな難しいことを考えず、素直に楽しむのがいいと思う。とにかくダンスや歌が最高。深刻になりがちな刑務所や裁判のシーンも、現実とショーの世界が見事に融合されている。ある受刑者の死刑でさえ、ショーとして演出されていた。
俳優さんたちの演技やダンスだけでなく、この映画が素晴らしいのは演出と編集だと思う。もともとはブロードウェイのミュージカル作品だったけれど、映画の利点を最大限に生かした構成になっていた。ダンスに感動しつつも、かなり笑える。まさに人生はショービジネスだ、と感じさせられる映画だった。
『マンマ・ミア!』や『ヘアースプレー』というミュージカル映画を観たことがある人なら、おなじみの俳優さんに気づくと思うよ〜
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