夢から明晰夢へ移行するコツ
今朝の神戸はかなり冷えたけれど、お昼前からはなんとなく春めいてきた。明日は雨なのに、かなり暖かくなるらしい。
そんな小春日和の神戸を歩いていると、芳しい香りに引き寄せられた。
ふと見上げると、こんな綺麗な枝垂れ梅が出迎えてくれた。春が一歩一歩近づいてきているよね。
さて、ここのところ明晰夢について少し書いている。ボクが書いた本と同じ内容なんだけれど、在庫切れで中古本しか手に入らないようなので思いつく限りを書いている。前回は『明晰夢を見る方法(補足)』という記事で方法を紹介した。
そこでは夢のなかで『これは夢ではないか!」という言葉を発する方法を説明した。今回はちょっとちがうパターンを紹介しよう。
それは普通に見ている夢を利用して明晰夢を見る方法。
夢というのは個人の意識が反映されたものだから、必ずあるパターンがある。詳細なシチュエーションはちがっても、その根底にあるものは同じことが多い。
・学校や職場に遅刻する夢
・仕事の締め切りが過ぎたり迫っている夢
・誰かとケンカする夢
・パソコンを入力できなかったり、電話がかけられない夢
・誰かに追いかけられたり、襲われる夢
・不潔だったり奇妙なトイレで用を足す夢
とまぁ人それぞれであると思う。この例はボクが実際に見る夢の一部。おそらく現実生活でも似たようなことがあって、あわてたりパニックになった経験があるから夢で見るんだろう。
まず最初は、このような夢のパターンを見つけてみよう。そのために枕元にノートでもスマートフォンでも置いておくべき。夢は見た直後に記録しておかないと、ほぼ完璧に忘れてしまう。だけど単語ひとつをメモしておくだけで、芋づる式に夢の内容が出てくる。
根気が必要けれど、続けていると自分にとって最多のパターンが見えてくる。そこで次の段階は、それを現実世界で疑似体験してみる。
先ほどのトイレの例を使ってみよう。外出先等でトイレに行くとき、その夢のパターンをイメージする。そこは妄想力が必要だよねwww
そして変なトイレで用を足しているイメージを抱きつつ、これは夢なんだと自分に言い聞かせる。トイレに行くたびにそれをくり返す。ほとんど癖になるまで。
そうすると変なトイレの夢を見たとき、これは夢なんだと思えるようになる。ボクの場合夢だと気がつくのは、この夢を利用した方法がもっとも多い。夢で奇妙なトイレを見つけただけで、思わず顔がニヤケてしまう。
実は悪夢も効果がある。怖いからそこから逃げたいと思う。だからその体験が夢だと思いやすい。ボクが子供のころに体験していた明晰夢は、ほとんど悪夢からの移行だった。
楽しいのは空を飛んでみること。誰もいないときに手をバタバタして空を飛ぶ真似をやってみる。すると夢でも同じことをすることがある。だけど夢なら本当に飛べてしまう。それで夢だと気がつく。
ボクは誰かに追いかけられて階段を逃げる夢を見ることが多い。だから普段から階段を降りるとき、踊り場から次の踊り場まで飛んで逃げるイメージをする。実際に飛ぶとケガをするからやらないけれどね。
でもイメージが強固になると、つい夢でもやってしまう。すると一気に飛べる。そこで夢だと気がつく。
とまぁ、いろいろなやり方で自分が夢を見ていることに気がつくことが可能。
そのコツはシンプル。とにかく根気が必要だということ。どんな方法であれ根気しかない。
結果をすぐに求めてしまう人は、明晰夢を見るのは難しいと覚悟するほうがいいかもね。
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