過去生はイギリス人かも
明確な理由がないのに、なんとなく好きなものって誰にもあるよね?
ボクの場合、なぜだかイギリス関係のものが多い。洋楽を聴き始めたのはビートルズだし、いまでも好んで聴くアーティストの8割がイギリスのミュージシャンということに驚く。意識していないのに、結果としてそうなってしまう。
それは映画も同じで、ハリウッド映画好きなはずなのに、ボクが好きな俳優さんは圧倒的にイギリス人が多い。そして好きで何度も観る映画は、やはりイギリス映画が不思議と多い。
うまく言語化できないんだけれど、イギリスの映画って心地いいんだよね。自分の心のギザギザした部分に、鍵を合わせたかのようになぜだかすっとハマってしまう。昨日もそんな映画を観た。
『眺めのいい部屋』(原題:A Room with a View)という1986年のイギリス映画。この写真にあるとおり、マギー・スミスとヘレナ・ボナム=カーターが主演している。
『ハリーポッター』のファンなら気づくと思うけれど、この二人はマクゴナガル先生とベラトリックス。二人ともメチャ若いけれどw
この映画では『007』シリーズでおなじみのデュディ・デンチも出演している。ちなみに『ハリーポッター』は、イギリスの名優が大勢出演している。アラン・リックマンはスネイプ先生だし、エマ・トンプソンという大女優だって占いの教師役で出演している。
この『眺めのいい部屋』という映画のストーリーはどうってことない。舞台は1907年のイギリスとイタリアのフレンツェ。イギリスの上流階級の娘がイタリア旅行に行ってある男性と出会う。その男性に恋をするけれど、世話役の従姉妹のお節介で予定を早めてイギリスに連れ帰られる。
その男性とロンドンで再会する。だけどその娘には婚約者がいた、という物語。ハッピーエンドで二人は結ばれるけれどね。なんてことないんだけれど、この20世紀初めのイギリスの世界に引き込まれてしまった。
街の様子や木漏れ日があたる小道を見ていると、なんとも言えない切なさと懐かしさを感じてしまう。ただ見ているだけで満ち足りた気分になる。もしかしたらボクの過去生にイギリス人の経験があるのかもね。イタリア人の過去生は知っているんだけれどなぁ。
だから『いつか晴れた日に』や『英国王のスピーチ』という古いイギリスを舞台にした映画は大好き。ボクの大好きなイギリス女優のエミリー・ブラントが主演した『ヴィクトリア女王 世紀の愛』という映画なんて、完全にツボに入った作品だった。
もちろん『ラブ・アクチュアリー』や『新しい人生のはじめかた』という現代のイギリスを舞台にした映画もいいよね。一度ロンドンへ行って見たいなぁ。
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