高羽そらさんインタビュー

ホラーと歯科医の共通点

人間にとって苦痛なことは、予告されるより突然のほうが受け入れやすい。来るか来るかと身構えているときのほうが、いきなりの体験よりも強烈なように思える。前もって想像力で恐怖袋がパンパンにふくれあがっているから、破裂したときの勢いは半端ない。

 

わかりやすい例で言えば歯医者さん。虫歯や親知らずの治療のとき、歯科医の先生が口裏を合わせたように言うセリフがある。

 

「痛かったら、右手を上げてくださいね」

 

ボクはこれがダメ。「もし痛かったら」という仮定形の言葉のはずなのに、断定されているような気になってしまう。

 

「きっと痛いにちがいない。自信があったらあんなこと言わないはずだ」と思ってしまったら終わり。意識が『痛み』にフォーカスするので、ちょっと器具が歯ぐきに触れただけで痛いような気がしてしまう。

 

これはホラー映画や小説にも共通している。いきなりでビビることもあるけれど、基本的には予兆があるほうがより恐ろしい。来るぞ、来るぞ、と思っているときに幽霊やソンビが飛び出すと、何倍増しかで飛び上がってしまう。

 

昨日観たドラマも、ホラーじゃないけれどその手法が使われている。

 

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『THE TUNNEL 国境に落ちた血』という海外ドラマ。BSのトゥエルビで放送されていて、昨日は第3話と第4話を観た。第1話と第2話については『久しぶりの海外ドラマ』という記事に感想を書いている。

 

よくできた物語で、ついつい引き込まれてしまう。『TT』と呼ばれた殺人鬼が、老人施設で大量殺人を犯したのが前回のラスト。社会の不要物を排除するという大義名分で、警察組織に挑戦状を叩きつけている。

 

今回はフランスの退役軍人を人質にとって、じわじわと殺すシーンをネットで中継してきた。助けたければ、汚い金を貯め込んだ4人の資産家に身代金を出すように要求している。さらに第5話、第6話につながるようなエピソードも盛り込まれている。

 

最終的に退役軍人は死んでしまう。だけどその過程がなかなか怖い。何かが起きるという雰囲気がドラマ全体に流れていて、来るぞ。来るぞ、という緊張感が最後まで抜けない。今回はそれほどエグいシーンはなかったけれど、それでもずっと肩に力が入っていた。

 

こういうサスペンスドラマの鍵を握るのは、『恐怖』と『謎』の両輪だと思う。この2つがどれだけうまく機能するかが、物語の魅力を左右する大切な要因になる。このドラマはそこが完璧なので、多少の突っ込みどころは無視できる。

 

まだ事件は続くだろうけれど、どのようなエンディングになるのか楽しみ。シーズン3まで続いているドラマらしいので、きっと期待していいだろう。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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