SOLA TODAY Vol.907
あ〜あ、今週でNHKの『まんぷく』が終わってしまうよぉ。本当に面白いドラマだったので、『まんぷくロス』になりそう。
安藤サクラさんの女優としての実力を目の当たりにできたし、長谷川博己さんが来年に大河ドラマで演じる明智光秀がめちゃ楽しみになった。
でもこのドラマのイチオシは松坂慶子さんが演じる鈴さん。この特異でキュートなキャラがあったからこそ、このドラマを最後まで楽しめたんだと思う。
このドラマの影響だと思うけれど、チキンラーメンが記録的な売上を達成した。おそらく今週あたりは、カップヌードルが売れるだろうなぁ。ボクも久しぶりに買ってみようと思っている。だってこのドラマを見ていると、食べたくてたまらなくなってくるものなぁ。
『まんぷく』を見ることで、ボクたちが普通に食べているインスタントラーメンが、大勢の人の努力の結晶だということを教えてもらえた。研究に研究を重ね、商品として市場に出されている。そんな日清食品が、まったく新しいものを作ろうとしている。
肉本来の食感を持つ「培養ステーキ肉」実用化への第一歩! 世界初 サイコロステーキ状のウシ筋組織の作製に成功
なんと培養技術によって、サイコロステーキ状の筋組織を作るのに成功している。これまでの人工肉というのは、ミンチを使っていたらしい。
でも今回の「培養ステーキ肉」は、牛の細胞を使っている。記事から抜粋してみよう。
『「培養肉」とは、動物の個体からではなく、細胞を体外で組織培養することによって得られた肉のことで、家畜を肥育するのと比べて地球環境への負荷が低いことや、畜産のように広い土地を必要とせず、厳密な衛生管理が可能などの利点があるため*3、従来の食肉に替わるものとして期待されています。
近年、世界中で「培養肉」の研究が行われていますが、そのほとんどが、「ミンチ肉」を作製する研究です。当研究グループは、肉本来の食感を持つステーキ肉を「培養肉」で実現する目標に向け、筋組織の立体構造を人工的に作製する研究に取り組みました』
これはすごいよね。何がすごいって、できる限り動物の命を守りつつ、人類の食料を確保できるということ。まだまだ研究段階らしいけれど、実用化される見通しが立っているみたい。細胞を培養するわけだから、牛を飼育して殺す必要がなくなる。そこそこ美味しければ、最高だと思うんだけれどなぁ。
まぁでも、強固に反発する人は出てくるだろう。既得権益を有している食肉業界や畜産業界、さらに遺伝子組換え食品等に目くじらを立てて反対している組織等も、こんな人工肉は人間に害があると言い出しそう。アラを探して、必死で抵抗するだろうな。
ヴィーガンの人たちはどう反応するだろう? これなら食べてもええやん、という人が出てくるかもね。やせ我慢ヴィーガンの人たちなら、飛びついてきそうな予感がするwww
どのように研究が進むかわからないけれど、ひとつの可能性としてこうした研究は続けるべきだと思う。気味が悪いという感覚だけで排除するんじゃなくて、人間社会全体の問題として考えるほうがいい。さすが日清食品だなぁ、とこの記事を読んで感心した。
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