自分の未来とつながる方法
やれやれ、ようやく新作小説から手が離れた。今日は午前中に歯医者に行かなくてはいけなかったけれど、その合間をぬって必死のパッチで集中。そしてようやく、先ほど仕事を終わらせた。久しぶりに今夜は熟睡できるかも。
歯医者さんに行く途中、見頃の桜を堪能できた。
さぁ、これで明日からいつでもお花見に行けるんだけれど、あいにく明日は雨。それも低気圧が発達するので風も出るし気温も下がるとのこと。
寒いなかのお花見は嫌なので、いまのところは土曜日かな? 明日の雨で桜が散らないことを祈るしかない。
さて小説を書いているときに、いつも思うことがある。それは自分の未来とつながっている、ということ。
作品の構想を練って、プロットを作り、小説を書き始める。だけど設計図どおりに進むことなどなく、書きながら設定や状況が変わってくる。今回の作品でも、書き始めた当初のイメージとはちがうものになっている。
だからこそ、書いているときは不安になってくる。本当にこれでいいんだろうか? と自問したくなる。
そんなとき思うのが、未来には『完成した作品』があるということ。
どんなものかまったく想像がつかないけれど、とにかく完成している。時間というものが幻想だと考えたら、すでに存在しているのと同じ。つまり完成という事実にフォーカスしている限り、必ず到達するということ。断念しない限り、必ず目的地にたどりつく。
未来とのつながりを感じるのは、わきあがってくるインスピレーションを感じたとき。それまでとまったくちがう発想や、思いもしなかった設定が浮かんだりする。それはボクが『完成品』にフォーカスしたことで、そこからやってきたのだと信じている。
初稿が完成して、推敲を重ねているときにも同じことを感じる。急に違和感を覚えて、文章を訂正したくなったり、それまでの設定を変えてしまう、なんの躊躇もない。そんなときは、おそらく『完成品』がボクに呼びかけているんだと確信している。
もしタイムトラベルのように自分の未来とつながりたい人は、どんなことでもいいから創作活動をしてみるといい。小説でも音楽でも絵でもいい。プラモデルのように決まった形があるものじゃなくて、自分だけのオリジナルな創作物がいいと思う。
何より大切なのは、絶対に完成させること。失敗作でももいいし、下手だと感じてもいい。とにかく断念せずに完成させる。そうすると、その過程で未来の自分とつながる瞬間を感じることができる。これはもう確実だと言ってまちがいない。
なぜなら、ふと自分の理性を超えた直感的なことをやってしまうから。普段の自分ならやらないようなことを、創作物に反映させてしまう瞬間が必ずある。それは未来の『完成品』が語りかけてくるから。
自分の過去生なんかふり返っているより、未来の自分にアクセスするほうが楽しいよ。だまされてたと思って、一度やってみるべき。淡々と数をこなしていると、必ず未来の自分に出会うことができる。知らんけどwww
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