SOLA TODAY Vol.923
こちらに落ち度があれば素直に謝るしかない。でもいまの時代、理不尽な責めを受けることがある。それはネットでのレビュー。
そうした不当な書き込みに対して、炎上を恐れるあまり口を閉ざしてしまうことが多い。自社のイメージを下げないよう、黙って耐える企業もあるだろう。
だけどそれでは泣き寝入りすることになる。毅然とした態度で、堂々とくそリプに対抗した人がいる。
とある“暴言レビュー”に対するアプリ開発者の回答が話題に 「ぐうの音も出ないほどのド正論」と称賛集まる
それは鉄道ファンのためのアプリを製作している会社。廃線になっている路線がそのまま表示されている、という暴言レビューがあったそう。それに対する会社の対応が最高に気持ちいい。その人物へのアドバイス、という形で返答している。
「他人を疑う前に自分を疑う」
この暴言を書き込んだ人は、古いデータしか見ていなかった。最新のデータには、きちんと廃線が表示されている。自分が正しいと思い込んで、暴言レビューを書いていた。
「問題が生じた場合は、サポート宛に直接連絡を取って対応を依頼したり指示を仰ぐ」
レビューに書いたところで、答えが出るのに時間がかかる。アプリ内のメール機能を使って質問するほうが早くて正確。暴言を書いた人は、答えを求めるよりも、レビューに書くことでさらしものにしたいだけなんだろうね。
「他人に敬意を払う」
無料で配信されているアプリに対して感謝するどころか、見ず知らずの他人に暴言を吐く。まずは他人に敬意を払うことを学ぶべきではないですか、というアドバイス。
そしてしめくくりがいい。この3点のアドバイスが理解できないのなら……。
「このアプリを使用する資格はない」
なかなか痛快な記事だった。炎上狙いでわざと暴言を書き込む人がいるのは事実。だけどそんなやつの挑発に乗ってケンカするより、こうしてハッキリと相手の問題点を指摘するべきだと思う。
レビュー欄なら大勢の人が見ているわけだから、どちらに非があるかは歴然とする。たとえ匿名であっても、ネットでの発言には責任があることを理解していない人が多すぎるからね。朝から気分がスカッとする記事だった。
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