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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.932

久しぶりに腹が立って、脳みそが沸騰するかと思った!

 

それはこの記事。

 

「校長に体を触られた」と訴えた女子学生、焼き殺される バングラデシュ

 

現代のニュースだとは思えない。19歳の女性が通っている学校の校長にセクハラを受けた。悲しいかなこれは日常的なことらしく、泣き寝入りをしている女性が多いそう。ところがヌスラトさんは黙っていなかった。

 

家族を通じて警察に通報した。警察はいやいやながらも訴えを受け、校長を逮捕した。いちおうバングラデシュにも法律はあるからだろう。

 

だけどそれで終わらない。この国は男尊女卑、女性蔑視、女性差別が当たり前になっている。それは世界中の国に言えることだろうけれど、バングラデシュは特にひどい。イスラム教の教えを曲解することで、女性に対して想像を絶する抑圧をかけ続けてきた。

 

ヌスラトさんは訴えたあとも堂々と学校に通った。当然のことだろう。だけど男子学生たちは黙っていない。校長への訴えを取り下げるよう、彼女に詰め寄った。でも彼女は毅然とした態度で断った。

 

すると男子学生が彼女に灯油をかけ、焼き殺してしまった。

 

もちろん関わった男子生徒は全員逮捕されている。法の裁きを受けることになるだろう。だけど問題は相当に根深い。

 

ボクがバングラデシュの実情を知ったのは小説。ボクの大好きなキャラであるリスベットが活躍する『ミレニアム』シリーズに、同様の問題が取り上げられていた。第5作目にあたる『復讐の炎を吐く女』という物語に、バングラデシュの女性が登場する。

 

兄たちが進める結婚を断り、愛する恋人と一緒になろうとした。バングラデシュを離れてスウェーデンで暮らす家族なのに、イスラム教の曲解はこの家族に浸透している。兄たちは妹の恋人を殺し、実の妹の命までも奪おうとした。

 

フィクションだけれど、著者はバングラデシュの実情を知っていたからこのエピソードを挿入したんだろう。先日もあるスポーツ選手の話題がニュースになっていた。どこの国か忘れたけれど、イスラム教国家だった。

 

肌を露出したことが問われ、国に戻れば殺されるということを訴えていた。裸になったわけじゃない。同じ競技をする他国の人と同様のユニフォームを着ていただけ。それだけで命を狙われてしまう。

 

こんなこといつまで続くんだろう。これはイスラム原理主義者だけの問題じゃない。日本でもセクハラが巧妙に封印されてしまい、女性が泣き寝入りしている事例はいくつもあるだろう。女性を抑圧するという問題行動は、文化や宗教がちがっても根底は同じだと思う。

 

悲しみと怒りしか覚えない記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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