エドにバンドはいらない!
2019年4月23日、京セラドーム大阪で開催されたエド・シーランの『ディヴァイドワールドツアー2019』に行ってきた!
とにかく素晴らしいライブだった。久しぶりにライブでボロボロ泣いた。エドの声に心をゆさぶられて、どうしても感動の涙を止められなかった。
当初の予定では、早めに行ってドームとなりのイオンモールでゆっくりするつもりだった。だけどJR大正駅を降りた段階ですごい人、人、人。
そしてイオンモールに到着すると、
すでにエド・シーラン一色だった。店内はゴールデンウイークの昼間のような雰囲気で、身動きが取れない。1000人くらいが収容できるはずのフードコートも空いている席がない。コーヒーを飲もうと思ってもスターバックスは長蛇の列。
これは無理だと思って、多少値段が張ってもいいから飲食店に入った。
四川料理の店だったけれど、なかなか美味しかった。それでもギリギリのタイミングだったらしく、フードコート難民が押し寄せてきたので、ボクが店から出るときはここも行列ができていた。メニューも限定されていて、京セラドームスペシャルメニューしかチョイスできないんだけれどねwww
それでどこに行っても休めそうにないので、会場に向かうことにした。
久しぶりの京セラドーム大阪。でもよく考えたら、このドームはライブしか来たことがなくて、野球を見たことがない。指定席はアリーナだったけれど、残念ながら後ろから数えたほうが早い場所だった。こんな雰囲気。
さてまずはオープニングアクト。ワンオクことONE OK ROCKのライブでスタート。うれしいことに予定時間の午後6時15分きっちりに始まった。
ワンオクの演奏を初めて聴いたけれど、とても、とても、とても良かった! いやいやすごいバンドだ。日本人だとは思えないよね。久しぶりに本格的なロックを聞かせてもらえた。Tskaのヴォーカルは絶品。両親から素晴らしい声帯を受け継いでいるんだろうね。
これだけでも得した気分だけれど、いよいよ本命のエドが登場した。こちらも予定どおりピッタリの、午後7時30分に登場で最高にうれしかった。つまらないことかもしれないけれど、時間どおりに始まらないライブが多いから、これはとても大切なことだと思う。
本物は遠いので、オーロラビジョンの写真しか撮れなかったwww
ワンオクはすごいと書いたけれど、エド・シーランはそんな思いを一瞬で吹き飛ばした。彼がステージに登場しただけで、明らかに空気が、風が変わった。言葉ではうまく説明できないけれど、会場にいる人は強烈に感じだと思う。
シンプルなステージ構成なんだけれど、映像をとてもうまく使っている。舞台の映像とコンピュータ加工した映像をミックスさせて、ミュージックビデオの世界に入り込んだような気分だった。
ワンオクはバントのメンバーで演奏したけれど、エド・シーランは一人。楽器もギターだけ。それだと見劣りしそうだよね。
だけどちがう。むしろワンオクのときより迫力があった。音も厚い。それは彼が使っている装置のおかげ。
ギターを弦楽器としてだけでなく、ドラムとしても利用している。ベースも兼ねている。彼の足元にフットスイッチがあって、自分が出した音を即座に録音する。それを再生させながら次の音を重ねる。
これでバンドがいらない。たった一人で複数の人間が演奏しているように聞こえ、コーラスだって彼の声で音が積み重なっていく。事前に録音した音じゃなく、ほんの数秒前の音が再生されて曲を構成していく。
もちろん知っていたけれど、実際に聞くとマジで感動する。たった一人でこれだけの演奏を聴かせるなんて、いままで想像もできなかった。
彼のギターテクニックは本当に素晴らしい。だけどそれ以上に彼の声は聞く人間の心を激しく揺さぶる。そのうえMCがめちゃめちゃ面白い。早口の英語でしゃべりまくるけれど、会場は爆笑になる。そして観客の乗せ方がうまい。気がつくと全員が一体になってコーラスに参加していた。
ボクにとって、生涯忘れることのないライブだと思う。それほど素晴らしかった。エドにはバンドはいらない。そのことを実感した。
まさか、そんな、と思う人のために過去の映像をアップしておこう。『Bloodstream』という曲で、昨日のライブでも演奏された。この映像を見ると、彼がどのようにしてフットスイッチを使って生の音を重ねているかわかる。
だまされたと思って最後の最後まで見て欲しい。一人演奏の素晴らしさを痛感してもらえると思う。本当にすごいよ!
あ〜あ、楽しみにしていたライブが終わると寂しい。だけぢボクには来月もある。クリーン・バンディットのライブが5月23日あるので、まだまだ楽しみが続くんだよね〜〜!
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