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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.940

今月はボクにとって『死』を考える月間。同じ4月でも一昨年より昨年、そして去年よりも今年のほうが、『死』についてリアルに考えるようになってきた。

 

ボクの『死』についての考察は、大きく分けて二つのテーマがある。

 

ひとつは心の問題。どのように死ぬかはわからないけれど、いつか心臓も呼吸も止まる。その日になって、ボクは自分の人生に満足できているだろうか。いろいろあったけれど、楽しかったといえるだろうか。そんなことを真剣に考えている。それは『いま』の生き方を見つめることでもある。

 

もうひとつは『死』に関する具体的な問題。先日のブログで触れた埋葬方法もそれらに含まれる。ボクたち夫婦は子供がいないので、最終的にはどちらか一人が居残ることになる。どちらが残ったとしても、他人に迷惑をかけることのないようにしておきたい。

 

そのために情報を集めているけれど、しっくりとくるものに出会っていない。それは法律が現状に追いついていないから。

 

「身寄り」がいない それだけで…

 

このニュースはかなり深刻な問題を取り上げている。全国的に身寄りのない高齢者が増えている。身寄りのないといっても、この場合はもっと現実的なもの。親戚等がいても、いわゆる身元保証人になってくれるような立場の人がいるかどうか。

 

一人暮らしの高齢者が認知症等を患って施設に入所する場合、身元保証人が大きな壁になっているそう。現状では多くの施設において、身元保証人がない高齢者の受け入れを拒んでいる。何かあったときの費用や施設料金の滞納を考えると、施設側の気持ちは理解できる。

 

法律的な援護がないので、この身元保証人の壁はとてつもなく高い。NPO等が高齢者を支援しても、この段階で行き詰まってしまう。仕方なく対象者の保証人になったNPO職員の人もいるらしいけれど、そんなこと続けるわけにはいかない。身寄りのない高齢者は増える一方なんだから。

 

これはボクにとっても切実な問題。決して人ごとだと思えない。ボクが身寄りのない老人になる可能性は、子供がいる人に比べたらはるかに高い。そのときにいまと変わらない状況だったら、途方にくれることになってしまう。

 

高齢化社会に邁進している日本にとって、この問題は避けて通ることのできないものだと思う。『死』に対する心の問題は対処できても、この実務的な問題に関しては個人でやれることに限界がある。法整備が社会の現状に追いつくことを、ボクは真剣に願っている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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