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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.956

猫もしゃくしもデジタルの時代になって、発生するトラブルのすべてをデジタルが解決してくれるような気がする。

 

ところが根本的に人間の本質は変わっていない。だからデジタルへの指向性を少し脇へ置き、アナログ的な発想を使うことでより簡単に問題が解決することもある。そんな事例が紹介されている。

 

「トイレの混雑」を改善したリクルートの超アナログな方法

 

それはリクルート社内でのこと。社員が大勢いるこの会社では、トイレの混雑が問題になっていた。トイレの混雑といえば、女子トイレのイメージがある。コンサート会場で、女性トイレの大行列ができているのをよく見かける。

 

ところがリクルートで問題になっているのは男子トイレの個室だった。混雑する理由は2つあるそう。

 

(1)ピークタイムの個室トイレ利用人数が多すぎる


(2)個室トイレの利用時間が無駄に長い

 

どうしてもランチタイムに集中するので混雑しやすい。男子トイレは個室が少ないので、大きいほうをしたい人は待たなくてはいけない。おまけに個室トイレに入った人の利用時間が長い。それで大混雑になる。

 

ここからが面白い。個室トイレの数を増やすことも検討されたけれど、これは物理的に無理がある。利用時間の分散も考慮された。だけど人間の便意を都合よくコントロールするのは難しい。

 

こうなると利用時間を短くするしかない。といってもウンチの時間は人それぞれ。そこでトイレの利用時間について調査してみると、どうやらスマートフォンを見ている人が多いということが明らかになった。用を足すことよりも、休憩を兼ねてスマートフォンを見ている時間が長いそう。

 

そこでリクールとの総務課は、デジタル的な手法を考えてみた。トイレでスマートフォンの電波を使えないようにすることも検討された。でも費用はかかるし、万が一の事故のときに通報できない。そこで超、超、超、アナログ的な方法が採用された。

 

それが『トイレ待ちチャイム』!!!

 

トイレに来て個室がいっぱいだと、そのチャイムを押す。すると待っている人がいるということがわかるので、少しでも早く出ようと思うはず。そしてその思わくは大成功した。

 

ただし、チャイムを鳴らす人はほとんどいなかったらしい。

 

チャイムをつけたことによって、鳴らされる事態になることを避けるようになった。人間って不思議なものだよね。チャイムがついているだけで、どうも落ち着かなくなって早めに出ようとする。それで鳴らすことなくトイレの混雑が解消したそう。

 

ついついデジタル的な発想をしてしまうけれど、人間の心理って意外にシンプルなもの。笑いながらも、学ぶべきことが多い記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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