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高羽そらさんインタビュー

物に霊は取り憑くだろうか?

物や機械に悪霊か取り憑くかどうか? もし取り憑くとしたら、どのような条件が必要なのか? ボクはここ最近、そのことばかりを考えている。

 

なぜかというと、新作小説の構想中だから。これから書こうと思っているホラーミステリーに、ある装置に取り憑く悪霊を登場させようと考えている。

 

フィクションなんだから『はい、取り憑きます!」でいいと思うんだけれど、ボクはつい深くまで考えてしまう。取り憑くことに意味がないと、そこに物語が生まれないと感じるから。

 

実はすでにそんな小説を書いている作家がいる。スティーブン・キングの『クリスティーン』という小説は、怨霊が自動車に取り憑くというもの。だから自動運転車のように勝手に走り、連続殺人を起こす。そして車が破損しても、瞬時に修理してしまう。

 

その車に執着している狂った男性の霊と、その男性に惨殺された妻と娘が取り憑いているという設定。映画化もされているけれど、原作はメチャメチャ怖い。

 

一般的に悪霊が取り憑くという場合、相手は人間のことが多い。人間の場合は、どことなく憑依の理由がイメージしやすい。

 

それはおそらく共鳴現象だと思う。音叉を叩いたとき、近くに同じ音程の音叉があるとひとりでに鳴るのと同じ。取り憑こうとする霊が怒り、恨み、嫉妬のような感情を持っていた場合、同じ感情を普段から発散している人は取り憑かれやすいのでは? ボクは勝手にそう思っている。類は友を呼ぶ、というやつだね。

 

ところが物には感情がない。自分の愛車を擬人化して名前をつけるような人(ボクのことw)もいるけれど、機械に感情があるとは思えない。そう感じたとしてもほとんどが思い込みに過ぎないだろう。

 

だけど不思議なもので、愛着を感じて大切にするほど、機械はそれに応えてくれると感じることがある。ボクは毎朝、パソコンとスマートフォンを丁寧に磨く。明らかに普通以上の愛着を持っている。そうすると、彼らとどこかつながったような気がする。

 

故障することがあっても、どうすればいいか直感としてやってくる。「ここが痛い」と言ってくれているような感覚がある。だから物を大切にする気持ちは、なんとなく相手に伝わるように思う。

 

ボクが妻を尊敬しているひとつに、物を大切にしているところがある。妻は捨てることになった衣服や靴に、「お世話になりました」と声をかけて、きちんと袋にしまってから捨てる。無造作にゴミ袋に放り込むようなことはない。ボクも見習って同じようにしている。

 

そう思うと、物や機械に霊が取り憑くとしたら、人間の強い感情を長期間にわたって受けているからだという気がする。その例が人形。ボクが子供のころ、『お菊人形』というオカルト現象が話題になった。人形なのに髪の毛が明らかに伸び続けていた。

 

おそらくその人形の持ち主が、強い感情を注いだ結果だという気がする。そしてその感情が物に染み付いて、共鳴現象を起こすのかも。

 

ただそれらの感情が、愛情だけとは限らない。強い憎しみや怒りを注ぎ続けたら、物にもそのネガティブな感情が転移するかもしれない。そしていわゆる悪霊が取り憑く土壌ができるように思う。

 

そういえば心霊現象の番組を見ていると、撮影しているカメラにトラブルが起きることが多い。もしかしたら別の要因として、電気や電波が関係している可能性もある。ということは家電製品やパソコンには、霊が取り憑きやすいのかな?

 

というようなことを適当に書いていると、なんとなくイメージができてきた。よし、新しい小説では装置に悪霊を取り憑かせよう!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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