SOLA TODAY Vol.970
神戸に住んでいるだけで、ジムに通っているのと同じ効果がある。ただし、絶対に必要な条件がある。
それは歩くことが習慣になっていること。
神戸は南北に移動するだけで、自動的に坂道になる。北に向かって歩くだけで、ほぼまちがいなく登り坂を進むことになる。特に我が家のマンションはちょっとした丘の上なので、エントランスにたどり着くだけで登山気分を味わえるw
毎日ではないけれど、必ず1日置きに片道30分強の道を歩いている。歩数にすれば往復で1万歩近くになるけれど、急な登り坂があるので平坦な道を歩くよりは負荷がかかっている。だからジムで鍛えなくても、かなりの運動量を確保できる。
我が家の場合は自動車を手放したから、否応なく歩くしかない。負け惜しみのように聞こえるかもしれないけれど、結果としてよかったと思っている。ボクより若い世代のマンション住人を見ていると、自動車やバイクを使っている人がほとんど。自転車でも電動アシストが主流になっている。
こうなると必然的に運動不足になってしまうだろう。だけどボクがもっと心配しているのは、そこそこ年配の人たち。足腰が元気なのに、当然のように自動車で移動している人が多い。まだ若い人ならスポーツ等をする機会があるだろうけれど、高齢者になるとそれほど運動しなくなる。
歩けるうちに意識して歩いておかないと、筋肉も持久力も退化してしまう。歩けなくなったときにあわてても、それはあとの祭り。
歳を重ねてくると、どうしてもひざや腰を痛めやすい。ボクは40代のときに印刷会社で腰を痛めてから、50代のいまになっても常に爆弾を抱えている状態。だからこそ、あえて歩こうと思っている。
高齢になると、ひざや腰が痛いということで歩くことをやめる人が多いらしい。だけどそれがきっかけで老化が進み、死に至るパターンが増えているそう。この記事のタイトルの矢印どおり、歩かないことで『死』というものが近づいてくる。まるで死神のよう。
歩くことでリズミカルな運動をすることができる。このリズミカルな規則正しい運動が、情報処理を行う前頭葉、その中でも一番重要な前頭前野に好影響を与えるとのこと。結果、神経伝達物質のセロトニンを分泌させ、認知機能を高めているそう。つまり認知症にかかりにくくなる。
もちろん歩くために注意は必要だろう。もし転倒すれば骨折の危険もある。高齢になって骨折をすると、寝たきりになってしまう可能性が高い。それでも歩くことの効果は絶大だから、積極的に足を使うべきだと思う。
もし歩けないとしても、車椅子でもいいから外に出るべきだと記事には書かれている。そして近所のスーパーに行って、その日の献立を考える。それだけでも脳の機能が活性化するそう。知人に合えば、会話もするだろうしね。
ボクたちの世代でも、いまのうちから歩くことを習慣化するべき。梅雨や真夏になると歩きづらい日が増えるから、過ごしやすいこの時期にせっせと歩いておこう、とこの記事を読んで改めて思った。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。