想像以上にヤバい展開
今朝のニュース速報に肝を冷やした。大阪の吹田市で、警官が刺されて拳銃を奪われるという事件が起きた。刺された警官は意識不明の重体らしく、奪われた拳銃には実弾が5発入っているとのこと。最悪なことが起きてしまった。
いまブログを書いている時点で、犯人は逮捕に至っていない。大阪府警によって怪しい人物の画像が公開されているけれど、犯人確保という報道はまったくない。大阪の公共機関は軒並み休館になり、日曜日に予定されていた多くのイベントが中止に追い込まれている。
事件が起きたのは朝の5時半ころ。すでに11時間以上が経過している。それだけあれば、かなりの距離を移動できる。大阪の北摂地域で外出の自粛が通達されているけれど、拳銃を持った犯人が関東にいても不思議じゃない。飛行機以外で移動できる範囲なら、日本のどこに潜んでいるかわからない。
これはボクたちが想像している以上にヤバい展開になっている。窃盗を偽装するという計画的な犯行なので、拳銃を奪う目的があったはず。もしそれが先日の川崎の通り魔事件のようなことなら、繁華街でいきなり発砲されるかもしれない。
大阪府警はサミットを控えて緊張状態のなか、こんな事件が起きて右往左往しているだろう。だけど警察の威信をかけて、なんとしても早急に犯人を逮捕しないとまずい。次の事件を起こす前に、馬鹿野郎が確保されることを願うしかない。
こんな事件のときに同じ扱いをするのは不適切だと思うけれど、ボクが読んでいる小説も想像以上にヤバい展開になってきた。
『ドリーム・キャッチャー 2』スティーブン・キング著という小説。全部で第4巻まである物語の第2巻を読了した。第1巻の感想については、『忍び寄る恐怖の予感』という記事を参照してもらえばと思う。
小学生のころから親友であるジョーンジー、ヘンリー、ピート、そしてビーヴァーの4人。30代後半の彼らは恒例の森での狩の最中に、宇宙船の落下事件に巻き込まれる。その宇宙人はグレイボーイと呼ばれていて、1940年代からアメリカ政府と関わっている宇宙人だった。いわゆる『グレイ』というやつだね。
ただこのグレイボーイは恐ろしいウィルスのようなものを持っている。さらに人間の体内に寄生する怪物も有している。アメリカ軍のチームリーダーは、以前からこの宇宙人の壊滅を画策していた。この宇宙船事故を機会にして、彼らの皆殺しを命令している。
そこから逃亡した一人のグレイボーイが、ジョーンジーに取り憑くのがこの第2巻の中心。とにかくかなりヤバい。4人のうち最初の犠牲者はビーヴァーで、別の人間に寄生していた怪物に食い殺される。ピートもこの2巻の最後では絶命する。
ヘンリーは不思議とウィルスに感染しないけれど、最終的にアメリカ軍に拘束されてしまう。でもどうやら殺されてしまいそうな予感がしている。唯一生き残っているジョーンジーもグレイボーイに乗り移られているので、肉体を逃亡のための乗り物にされている状態。
第3巻でどのような展開になるのかまったく予測できない。まだ謎が山ほどある。なぜ4人は特殊能力を持っているのか。それはどうやらグレイボーイの影響があるような気がしている。さらに彼らの5人目の親友であるダディッツという存在も無視できない。
彼は知恵遅れの子供だったけれど、小学生のときにこの4人に助けられて以来の親友だった。そしてこのダディッツもどうやら特殊能力を持っている。気になることが山積みなので、続きが気になって仕方ない。その前に他の本を読まなくてはいけないので、来週くらいまで続きはおあずけになりそうだなぁ。
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