高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.991

心底辛く苦しかった出来事から前へ進むために必要なこと。

 

それは当時の苦痛を追体験しつつも、明確な事実として口にできることだと言われている。なぜならまだPTSDが続いている状態では、その事実さえ忘れているから。


記憶がないこと=恐怖の克服、ではないということ。

 

PTSD治療の第一歩は潜在記憶の直視から

 

人間の記憶に関する、とても興味深い記事。ちょうどいま、新しい小説の主人公が記憶喪失だという設定で物語を進めている。そういう意味で、とても勉強になる記事だった。

 

この記事の例として、叔父から性的虐待を受けていた女性のことが紹介されている。どうにか叔父の虐待から逃げ、時間をかけてようやく忘れたと思っていた女性。ところが叔父の葬式をきっかけにして、いまも性的虐待を受けているような苦痛にさいなまれている。

 

もうひとつの例として、マイケル・ジャクソンに性的虐待を受けた少年の話が書かれていた。当初は虐待の事実を否定していた彼が、時間の経過とともにその恐ろしい出来事を口にするようになった。それは記憶の仕組みがそうなっているからとのこと。

 

辛く恐ろしい体験は、人間を絶望に導く。ときによっては自ら死を選ぶこともあるだろう。でも同時に動物としての生存本能が人間にも存在する。だから生きようとする。するとどうなるか?

 

辛い記憶を潜在意識に押し込めてしまう。普段自分を意識している顕在意識では、その出来事をなかったことにしてしまう。そうしないと生きていけないから。動物としての自己防衛による記憶障害なんだろうね。

 

ただ記憶というものは、その事実だけが潜在意識に送られるわけじゃないらしい。そのときに聞こえていた音、匂い、気温や湿度等、五感でとらえていたものを同時に封じ込めてしまう。

 

だから同じシチュエーションが五感を刺激することによって、封印していた苦痛がよみがえる。それも事実がありのままに現れるのではなく、苦痛の感情だけが襲いかかってくる。いわゆるフラッシュバックというPTSD独特の症状らしい。

 

だから本当の意味でPTSDを治療するためには、少しずつ、本当に少しずつ辛い記憶を思い出すしかないそう。潜在意識を探り、隠されていた記憶を浮かびあがらせることなしに治療は不可能らしい。

 

涙を流し苦痛に顔を歪めつつも、その事実をありのままに口にできたとき、ようやく治療の糸口が見えてくるとのこと。忘れるのはありがたいけれど、それは現実逃避であって克服ではないということだろうね。

 

主人公のおぞましい記憶の復活が物語のクライマックスなので、この記事で紹介されている心理構造をうまく盛り込もうと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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