高羽そらさんインタビュー

いいとこ取りの多用は自滅する

創作活動にリスペクトは欠かせない。小説でも音楽でも絵画でも、こんなアーティストになりたいという目標が誰にもある。だから真似る。

 

もちろん真似ることはとても大切。むしろそれなしには、新しいものが生まれない。まったく新しい世界観を表出しているように見える作品でも、実は他のアーティストの影響を受けている。純粋無垢のオリジナルなんて存在しない。ボクはそう思っている。

 

だけど欲をかくとろくなことはない。『いいとこ取り』をするのは大切だけれど、あれもこれもと欲張るととんでもないことになる。適度な色を混ぜるから新しいカラーが出るのであって、ありったけの絵の具を混ぜてしまうと真っ黒な色にしかならない。

 

今日はそんな悪い見本のような映画を観た。

 

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『ゲッタウェイ スーパースネーク』という2013年のアメリカ映画。イーサン・ホークとセリーナ・ゴメスが主演している。

 

イーサン・ホークが演じているのは元レーサーのブレント。ある日妻が誘拐されて脅迫の電話が入る。用意した車に乗って指示にしたがわないと、妻を殺すというもの。車は防弾仕様に改造されていて、犯人が監視できるようにカメラ等が搭載されている。

 

そして同じく犯人の計画によって、その車の持ち主だった少女も事件に巻き込まれる。その少女の父親は信託銀行の頭取で、そこから大量の預金データを盗むことが犯人の目的だった。

 

とまぁこんなストーリー。一応事件は解決して、ブレントの妻も助けられる。イーサン・ホークもよかったし、セレーナ・ゴメスも素晴らしい演技だった。ただ先ほども書いたように、この映画はいいとこ取りが多用された作品になっている。

 

有名な作品でいえば、『イーグルアイ』や『スピード』を混ぜ合わせたような映画。パロディ映画をうたっているならまだしも、まるでオリジナルのように他の映画のパターンを踏襲しているように見えてしまう。少しならいいけれど、やりすぎているのでかなり中途半端なできになっているように感じた。

 

すごいなぁと思ったのは、CGを使っていないカーアクション。これは迫力があった。何台の自動車を破壊したのか計算できないほど。たけどこれもやり過ぎ。全編にわたってカーアクションが続くので、さすがに飽きてしまう。

 

イーサン・ホークもひたすら車を運転しているだけ。いくら元レーサーという役柄でも、これはかなりウザい。そして最後の最後に登場した、ジョン・ボイドの演じる黒幕がまったく意味不明。謎すぎて、笑うしかなかったw

 

全体のシチュエーションとしては面白いだけに、かなりもったいない映画になっていた。もう少しいいとこ取りを抑えてスッキリさせたら、面白い作品になったかもしれないのにね。反面教師として、ある意味勉強になった作品だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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