高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.994

すべての人間に共通している2本の柱がある。

 

それはいつか必ず死ぬということ。そしてそのXデーがいつかわからないこと。

 

言いかえれば、Xデーまでは何が起きても死なない。どれだけ大怪我をしようが病気になろうが、絶対に死ぬことはない。だけどXデーになったら、どれだけ身体が健康であっても確実に死ぬ。

 

人間が様々な苦悩を抱え、おのれの執着に翻弄されるのは、Xデーがいつ来るかという恐怖が頭の隅にあるからだろう。だったら自分でXデーを決めるほうがいい。それがいわゆる自殺であり、安楽死というものだと思う。

 

そんな安楽死について、とても興味深い記事を読んだ。

 

彼女は安楽死を選ぶしかなかったのか

 

少し前NHKの番組で、病苦に耐えきれずスイスでの安楽死を選択した日本人についてのドキュメントがあった。この記事の著者は、そのことにやや否定的な意見を表明されている。

 

著者はALSの支援をしているNPOを運営されていて、死にたいと切望する多くの患者と接している。だけど勇気を出して何らかの治療を受けることで、死ななくてよかったという患者の声を実感されている。だからこの番組の人物に関しても、どうにかして生きる方法がなかったのか、という疑問を投げかけられている。

 

あえて早急な死を選択して身内に立ち合わせるよりも、モルヒネ等の緩和措置を使うことでギリギリまで生きることができたはず。それでも安楽死と同じように、ある程度の苦痛を避けて死ぬことができるから、とのこと。

 

言わんとされる趣旨はわかるけれど、ボクの意見はちがう。死を受け入れることができていても、その過程に耐えきれない人は大勢いると思う。少しずつ弱って朽ちていく自分の肉体を日々見るのに耐えられない。だからどうせ死ぬのなら、少しでも元気なうちに安らかに死にたいという気持ちは尊重するべきだと思う。

 

安楽死が認められている国でも、その要件はかなり厳しい。安易な自殺を受けつけないためだよね。だけどこの線引きは、めちゃめちゃ難しいと思う。

 

人間が死にたいと思うのは、何らかの苦痛から逃れるため。でもそれが病気によるものと、それ以外のものとに分離するのは不自然だと思う。だって精神的な問題であっても、人間が心で感じる苦痛は同じだろう。もし公平に判断するとしたら、死を望んでいる人の心の苦痛を数値化して安楽死の是非を決めるべきだと思う。

 

もちろんそんなことが無理なのはわかっている。心の問題は相対的なものであって、絶対的な数値で表示できるわけがない。だからこそ安楽死というものを複雑にしている。

 

ボクの私見としては、病気であるか否かに関わらず、安楽死を選択できる場所があってもいいと思っている。なぜなら自分でXデーを決めたいという人の気持ちが理解できるから。ボクも自分の死ぬ日を知りたいと切実に願っている。そしてそれまでの時間を有効に使いたい。

 

だけど誰もが客観的に納得できる安楽死の指標がなければ、不可能なのは事実だよね。あなたは死んでもいいです、と明確に判定できる装置やAIが発明されない限り無理だろう。


仕方ない。現実では無理そうだから、この装置を次の小説のネタにするかw

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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