人間はゴキブリに学ぶべき
いよいよ本格的な夏が近づいてきた。2日前にはJR六甲道駅の近くでセミの初鳴きを聴いた。
我が家は六甲山の近くなので、夏になると困るのが虫たちの来襲。梅雨明けの時期になると、年に1〜2度は羽虫が大量発生して、網戸やガラス戸に照明を反射させた羽をギラつかせている彼らを鑑賞することになる。
できるだけ室内に入れないようにしているけれど、入ってきたときは殺さずに放置するか出て行ってもらう。ゴメンなさいと命をいただくのは蚊だけ。
そんな虫たちのなかでもっとも嫌われているのがゴキブリ。マンション暮らしをするようになってからゴキブリを見なくなった。それでも彼らは最強の生物だから、いるところにはいるんだろうね。そんなゴキブリの恐るべき能力が明らかになった。
複数の殺虫剤を使った効果の研究において、ゴキブリのとんでもない能力が証明されてしまったそう。最初は殺虫剤で殺すことができても、次の世代になるとその薬に耐性を持つゴキブリが誕生する。そして結果として、ゴキブリの数が増えてしまうとのこと。
くわしくはこの記事を参照してもらえばと思う。とにかくほぼすべての殺虫剤が効かなくなる可能性だってゼロじゃない。ゴキブリの繁殖サイクルは3ヶ月なので、あっという間にニューヴァージョンのゴキブリが徘徊するそう。さすが最強生物だよね。
ボクは殺虫剤が大嫌い。子供のころは家にあって使ったことはある。でも成人してから購入した記憶がない。あんな恐ろしいもの、撒き散らす気にはならない。
先日もネットで話題になっていた。バルサンを焚いたことで、となりの家の爬虫類が死んでしまったそう。メーカーも動物たちに対する殺傷能力があることを認めている。つまり犬や猫だけでなく、人間にだって悪影響があるということ。
ボクがサラリーマン時代のころ、女性社員がゴキブリを見つけて騒ぐとすぐに駆けつけた。だって放っておくと、殺虫剤を撒かれるから。ボクはその前にティッシュを使ってゴキブリをそっと捕まえる。そして建物の外に逃がしてやった。
どうせまた戻ってくるんだろうけれど、無益な殺生をしたくないし、何より殺虫剤を使われるのが嫌だった。それはいまでも同じで、殺虫剤のCMを見ているだけで鳥肌が立つ。
このゴキブリの研究結果は、人間に対する警告のように思える。つまり薬剤で虫たちを殺そうとしても、無益で悪影響しかないということ。結局は人間が自分の首を絞めることになってしまうのかも。
どうせならちがう研究をしたほうがいいよね。殺虫剤に対する耐性を身につけるという、このゴキブリのすごい能力を解明するほうがいいんじゃない? それを人間社会に応用できたら、ニューヴァージョンの人間が誕生するかもw
まずはゴキブリが世界最強の生物であることを。人間たちは自覚してリスペクトするべきだろうね。
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