疲れた脳をリフレッシュする方法
ファッキンホットな暑さが続いている。といっても神戸が猛暑日になるのはそうそうない。今日の最高気温が33度止まりだから、体温を超える京都に比べたらはるかに過ごしやすい。梅雨明け以降は猛暑が続いているけれど、神戸が35度を超えたのは3度ほど。
それでも暑いのは暑い。特に新作小説がクライマックスに近づいているので、朝から晩までそのことを考えている。おそらく妻が見たらボ〜ッとしているように見えるときほど、頭のなかはフル回転していると思う。
そのうえ、ここ数日読んでいる小説がちょっと重い。だからさらに脳を酷使している。こんなときは疲れた脳をリフレッシュしないといけない。だけど先ほども書いたように、ぼんやりしていると小説のことを考えてしまう。だから逆効果になる。
こんなとき最適なのは、脳を使いつつ、まったくちがうベクトルへと誘導すること。つまりシンプルで深く考えなくていいことに脳を使う。そんな疲れた脳をリフレッシュできる映画を観た。
『スリープレス・ナイト』(原題: Sleepless)という2017年のアメリカ映画。アクション映画なんだけれど、これが脳のリフレッシュにもってこいだった。
まず第一の要因は、写真のミシェル・モナハンが出演していること。彼女の大ファンであるボクにとって、ミシェルが動いて話しているだけで癒される。彼女が出ていたら、どんな映画でもいいかもしれないwww
次の要因として、映画のストーリーがチョンバレだということ。ジェイミー・フォックス演じる刑事が、マフィアの麻薬を横取りするシーンから始まる。そのことで彼は窮地に立つことになり、物語が進行する。
ただ彼を主人公として使っていることで、本物のワルじゃないことがバレている。「あっ、この刑事は潜入捜査だな」とすぐにわかってしまった。そして内務調査官であるミシェルが彼を追うことになるけれど、彼女の相棒刑事が汚職警官だということもわかってしまったw
そうなると結末まで見えてしまう。紆余曲折あるだろうけれど、主演の二人の運命を安心して観ていられる。だから余計な推理や詮索をする必要がないので、脳を適度に使いながらクールダウンできた。
さらなる要因として、ワル役がアホばっかりだということ。それなりに怖いんだけれど、麻薬を奪われたり追っ手を逃がしたりと、かなりのアホっぷりだった。こんな程度で、ラスベガスの暗黒街を仕切れるとは思えない。そう突っ込めるのが、かえって脳のリフレッシュには良かった。
そして最大の要因は、この映画のスピーディーなテンポ感。これはアクション映画としてもっとも必要なことだろう。この映画はこの部分だけでも合格点をあげていいと思う。突っ込みどころの多いストーリーを、映画の展開の速さがうまくカヴァーしてくれていると思う。
ということで、この映画を観たことでうまく脳をリフレッシュできた。午後からの仕事も順調だったし、就寝前の読書にも気合が入った。スポーツあとのクールダウンと同じで、疲れた脳をリフレッシュさせるには、適度に使いながら別の方向へと誘導するのがいいと思う。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。