サービス無料化の波が来たね
スーパーコンピュータやAIの進化によって、これまで対価を支払っていたものが無料になると言われている。これは決して夢物語じゃない。いくつか関連本を読んだけれど、その論理に矛盾を覚えなかった。
もっとも期待されているのがエネルギー。詳しいことは省くが、スーパーコンピュータの進化によってエネルギーの無料化が可能になる。そこから無料化の波が広がり、あらゆるサービスに拡散していくと予測されている。
だけどその波を後押しするには、技術革新に頼っているだけではダメ。人が頭を使って、社会の仕組みやビジネスモデルを変革していく必要がある。その動きはすでに始まっていて、最初の波がいよいよ近づいてきた。
“タクシー無料化”実現!nommocローンチに伴い、集え広告主!将来は自動運転タクシーでもこの仕組みが?
タクシーの無料化が具現化しつつある。nommocという会社は昨年に福岡で設立され、クラウドファンディングで5000万円の資金を調達した。社長はなんと24歳! この年齢だからこそできる発想だろうね。
東京でのサービス開始を計画していて、今月の9日に報道発表を行った。仕組みはシンプル。タクシー内で広告を視聴することによって、タクシー料金を無料にしようというもの。自動運転の移行も視野に入れていて、スマートフォンアプリを活用することで顧客のニーズにマッチさせていく。
このビジネスモデルは、別の会社によってすでに期間限定で実施済み。DeNA関連の会社で、いわゆる『どん兵衛タクシー』が昨年末に東京都内を走っていた。どん兵衛の広告を車内で見ることで、タクシーを無料にするサービス。
このビジネスモデルを通常化しようというのがnommocという会社。軌道に乗ることを期待したいところ。まだまだ不安要素は多いけれどね。
とりあえずスポンサー次第だろう。たしかにタクシーの中は広告効果が高いかもしれない。つい見てしまうだろうし印象に残ると思う。その一方で眠りたい人もいるし、泥酔している人ならあまり効果を見込めない。こうなるとスポンサーの判断が分かれるだろう。
でもうまくいくとわかったら、他の会社も乗り出していくるはず。もしかしたらタクシーは無料というのが普通になる時代が来るかもしれない。地デジの民放が無料放送なのと同じだよね。
音楽が聴き放題、映画を見放題のビジネスは定着しつつある。そして次にやってくるのは無料化の波だと思う。その波がスムーズに浸透するよう、この会社には成功して欲しいなぁと心から願っている。
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