香港デモの大どんでん返し
香港の状況が気になるので、ついつい関連記事をあさってしまう。昨日は警察が許可しない大規模なデモ行進が実施された。大勢の死傷者が出るような事態にならないか心配していたが、いまのところ恐ろしいニュースは飛び込んできていない。
ただ緊張感が日々増しているのは事実。このまま中国政府が黙っているとは思えない。もっとも憂慮しているのは、人民解放軍による武力介入。世界各国が牽制することで中国政府の自重を求めている。だけど以前のブログでも書いたけれど、テロ認定されると外国は手が出せない。
ところが武力介入を防ぐことができる裏技があった。もしそれが実行できれば、大どんでん返しになるだろう。
香港人に英国籍付与、英議員の提案は香港問題の流れをどう変えるか?
それは300万人以上の香港人にイギリス国籍を与えるという方法。リンク先の記事の見出しを見たとき、自分の目を疑った。そんなことができるとは思えなかったから。それで記事を読んでみると、さらに驚くことになった。どうやら法律的には可能らしい。
1997年に主権がイギリスから中国へと返還された。その段階で、香港には2種類のパスポートを持っている人がいた。ひとつは中国のパスポート。もうひとつはイギリス政府が発行するBNO(British National Overseas=英国海外市民)旅券というもの
中国への返還に際して、1987年から1997年の10年間限定でイギリス政府が発行した。およそ340万人の人がそのパスポートを手にしている。ただしこのBNOはイギリスの国籍を証明するものではなく、英国政府が発行した渡航文書でしかない。
ところが英国政府が英断すれば、BNO旅券の所持者にイギリス国籍を与えることができる。英国国籍法では可能になる。もちろん二重国籍は認められないので、中国国籍を離脱してイギリス国籍を取得することになる。
だけど香港を出る必要はない。香港で生まれ育った人は香港永久居民という権利を保有しているから。だから香港在住のイギリス人としていままで通りに暮らすことが可能になるらしい。これってすごいよね!
300万人といえば、香港の人口の半分近くになる。イギリスが政治的判断をしてこの措置を取った場合、相当数の人がイギリス国籍を取得することになる。そしてデモの参加者にはその人たちが含まれるだろう。
その状況でもし人民解放軍が市民を殺傷するようなことがあれば、イギリス領事館が黙っていない。イギリス国民が被害を受けたことになるから。こうなれば国際紛争ということになり、中国政府は二の足を踏むことになるだろうね。
こんな裏技があるとは知らなかった。実際にイギリスの国会議員がこの措置を主張している。実現するかどうかは微妙だけれど、もしそんなことになれば世界史に残る偉業だと思う。誰か本気でやってくれないかなぁ。新首相のジョンソンさんはどうだろう?
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