韓国政府の迷走が暴走へ
昨日の夕方、飛び込んできたニュース速報に驚いた！
韓国 ＧＳＯＭＩＡ破棄を決定 日韓対立が安全保障分野にも波及
日本と韓国の軍事情報包括保護協定＝「ＧＳＯＭＩＡ」について、韓国政府が破棄することを決定した。１年ごとの更新期限が迫っていたことで、この協定について協議されていたが、ボクが見た限りにおいて、最終的に韓国政府は継続を容認するだろうという内容が大勢を占めていた。
だから破棄決定のニュースを知って、マジに驚いてしまった。ここのところ迷走をくり返している文大統領だけれど、その迷走がついに暴走へと至ってしまったとしか言えない状況になった。
この協定は2016年に結ばれたものだから、破棄されても３年前の状況に戻るだけ。だから実務的にはそれほど大きな影響はないと思う。だけどこの韓国政府の決定は、微妙なバランスで保たれている東アジアの平和を脅かすことになる可能性が高い。心情的な面で、思っているよりも大きな影響をもたらすと思う。
今日になってアメリカ政府は、韓国に対して『懸念と失望』をはっきりと表明している。アメリカが同盟国に対してこれほど強い表現で非難することは珍しい。ぶっちゃけた話、アメリカ政府はブチ切れている。
あれほど協定を更新するように呼びかけていたアメリカの意向を無視したわけだから、これは日本と韓国の問題だけではない。そしてその裏で、この韓国の決定を喜んでいる国がいる。それは中国と北朝鮮。
北朝鮮は協定を更新しないように、ずっと韓国政府に呼びかけていた。つまり文大統領はその呼びかけに応えた結果になっている。その北朝鮮を背後から操っているのは中国。だから韓国の今回の決定は、同盟国であるアメリカの顔に泥を塗ったことになる。
韓国の人たちは、もっと文大統領に対して怒るべき。文大統領の目的は反日政策をあおることで、自分の支持層に取り入っているだけ。その結果、韓国経済は大きく後退してしまった。
例えば大韓航空の例がわかりやすい。輸出規制の対抗策のように見せかけて、日本との航空便を減らしたことを強調している。だけど元々大韓航空は経営不振に陥っていた。日本が韓国をホワイト国から除外する前でも、韓国から日本への乗客は大勢いても、日本から韓国へ戻るときはガラガラだったそう。
それを文大統領が反日政策を推し進めたことで、韓国人の乗客も大幅に減少した。結果的に大韓航空は、自分の国の大統領の政策によって首を絞められたことになっている。
今回の協定破棄の決定については、韓国の保守層からも非難の声が出ているらしい。ここのところ支持率を落とし、退陣デモが起きている文大統領はいよいよ窮地に追い込まれてきた。今回の決定は、そんな状況を推し進めることになるように思う。
とにかく東アジアの平和のためにも、韓国政府は速やかに軌道修正をするべき。この微妙な防衛バランスのほつれが、いつか取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。いますぐアメリカが韓国を見限ることはないだろう。でもこの状態が続けば、アメリカに愛想を尽かされる可能性がある。
韓国は来年の春に総選挙とのこと。国民の総意はそのときに決まるんだろうね。他国のことなので口出しできないけれど、文大統領の暴走を韓国の人たちが止めてくれることを期待するしかない。
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