心と体の年齢ギャップは怖い
我が家のミューナは老猫。人間にすれば68歳くらいかな。だけど病気知らずだし、今年の夏も元気に過ごしてくれた。妻と追いかけっこをしているときなんか、まだ子供の猫のような俊敏さを見せてくれる。
そんな彼がこの1年くらいでやらなくなったことがある。それは冷蔵庫の上に登ること。猫は高い場所が好きなので、ミューナも冷蔵庫の上が大好きだった。それで乗ることができないように背の高い機種を購入したが、そんなものへっちゃら。
台所の流し台からヒョイっと冷蔵庫に乗ってしまう。ただ降りるときが怖い。流し台経由で降りてくれたらいいけれど、垂直に冷蔵庫を滑り落ちてくることがある。骨折でもされたらことだから、「お前な、歳を考えろよ」と何度も注意した。
その効果があったのかどうかわからないけれど、まったく冷蔵庫に興味を示さなくなった。勝手な想像だけれど、きっと年齢を感じることがあったんだろう。怖い思いをしたか、痛い思いをしたか。
どちらにしても、自分の肉体年齢を自覚しているのはえらいと思う。なぜなら人間でもこんな大変なことがあるから。
「転んで死ぬことになった」60代以上の人たち…その悲しすぎる結末
この記事は50代以上の人は読んだほうがいい。かなり怖いけれど。
高齢になると、ちょっと転んだだけで骨折をすることが多い。そして恐ろしいことに、早い人で1ヶ月から半年くらいのあいだに亡くなっている。わずか2センチの段差につまづいたことで、命を落としている人がいる。
大抵が足の骨折。歩けないことで筋肉を使えなくなる。そうすると認知症を発症しやすいそう。それほど人間にとって歩くことは大切なんだね。
認知症にならなくても、うつ病を患う人も多い。高齢のせいで治りが遅く、リハビリが辛い。そこから心を病み、坂道を転げ落ちるように亡くなってしまう人が多いとのこと。
だから高齢者は転んではいけない。
これは老後を過ごすための鉄則だろう。そのために大切なことは、精神と肉体の年齢ギャップを自覚することだと思う。気持ちを若く保つことはいい。それは人間にとって大切なことだと思う。
だけど60代になって30代のつもりで動いていると、思いもしないところで転んだりする。人間の運動能力は年齢を重ねると確実に落ちる。悲しいけれど、これは厳然たる事実。
だから気持ちは若いつもりでも、自分の動きには最大の注意を払うべき。肉体は確実に老いていることを自覚しないといけない。でないと一瞬の不注意で命を縮めてしまうことになりかねないからね。
そういう意味では、我が家のミューナを見習うべき。危機管理能力は人間以上かもしれないな。
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