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高羽そらさんインタビュー

学校教育が生み出した弊害

現代の学校教育と社会の実情は、互いが見えないほどかけ離れているような気がする。その理由はあきらか。

 

社会は常に変動しているのに、学校教育が従来のままだから。ソフト的な運用面に変化はあっても、ハード的な精神面ではボクの子供時代と変わっていない。

 

そのことがわかりやすく書かれた記事を読んだ。

 

日本の学校教育が勤勉な低賃金労働者を生んだ

 

戦後の学校教育において、いまもずっと変わらずに残っているものがある。著者はそれを「学校スタンダード」と呼んでいる。

 

その部分を抜粋してみよう。

 

『授業を受ける姿勢や廊下の歩き方、挨拶の仕方、細かい持ち物の規定、服装などを規定し、学校全体で統一しようというものです。先生たちは、授業の心構え、健やかな成長とかいろいろ言いますが、こうすれば管理しやすくなるという、いまだにつづく管理教育の変種です。

 

このルールを徹底して守らせ、はみ出させず、どんな仕事にも黙々と取り組ませ、自己肯定感を低める教育が、日本の低賃金な労働者の質の高さを担保していた面があります』

 

ほんとその通りだと思う。著者に言わせると、教師は終身雇用年功序列という枠組みで生きているので、この「学校スタンダード」が正しいとしか思えないとのこと。実社会に出たことがない教師ばかりなので、この教育方針に疑問を感じないのだそう。

 

日本が高度経済成長をしているときは、それでも良かったんだと思う。なぜなら終身雇用年功序列が当たり前だったから。自分の個性を殺すことで、組織のために耐え忍ぶという図式が完成していた。

 

さらにさかのぼれば、この教育方法は軍隊と同じ。教師の命令にしたがって、生徒全員が同じ方向に意識を持つ。兵士を育てるための教育方針が、いまだに続いていることになる。

 

だけど終身雇用や年功序列は過去の遺物になりつつある。だから子供たちが社会に出たとき、まったく異質な環境に遭遇することになる。学校で優秀な成績をあげていた人ほど、苦労するかもしれないね。

 

不登校の子供たちがいるのは、ある意味当然だと思う。子供たちは社会の現状を敏感に受け取っていて、画一化教育がもたらす閉塞感に違和感を覚えているような気がする。その閉塞感が、悪質ないじめ等を生み出しているんじゃないだろうか?

 

でも教育委員会という、よくわからん組織が存在している限り、学校教育の根本が変わることはないんだろうなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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