食べログがピンチや〜!
ネットでのレビューはあてにならない。いまやこの考えは定説になりつつある。
Amazonは必死になって意図的なレビューを排除しようとしているけれど、いまだに正確な評価を妨げるレビューや評価が横行している。
そしてここ数日にわたってネットを騒がしているのが『食べログ』問題。最初はある飲食店経営者のツイートから始まった。
評価が3.8になったと思ったら、急に3.6に下がってしまった。そして食べログから接触があり、年会費を払えば3.8に評価を戻すとのこと。
このツイートをきっかけにして、同じような体験をしている人が投稿した。そこでその噂に信憑性があるかを調査した人がいる。
これはなかなか面白い記事。コンピュータを利用することで、食べログの評価をグラフにして分析している。くわしい内容はリンク先の記事を見てもらったらと思うけれど、結果として食べログにはきびしいデータが出ている。
この記事のグラフを見ると一目瞭然。異常なほど3.6の評価を受けている飲食店が多い。明らかにその上の3.8とのあいだに見えない壁があるのがわかる。これはどう見ても3.8の評価を、あえて3.6に下げたようにしか見えない。
大阪ではこの傾向がもっと強い。年会費なんて払うかいな、という関西人が多いのかもね。 とにかく統計学的に見ても、明らかに有意性を持つ結果だと思う。
そもそも食べログの評価については、以前から問題が指摘されている。客観的な評価ではなく、意図的にお店の評価を落とそうとする人がレビューを書いていたりする。
その逆に経営者が自作自演で評価を上げるためにレビューを操作していることもある。要するにあまりあてにならないデータだということ。それでもこの評価を信用する人がいるから、この記事のような問題が起きてくるんだろうね。
ボクも食べログを見ることはある。だけど評価はまったく見ない。チェックするのはお店の場所と営業時間だけ。料理に関して他人の評価なんて最初から気にしていないので、自分で食べて判断することにしているから。
それにしてもこの3.8問題は尾を引きそう。昨晩の報道によると、今回の騒ぎを受けて公正取引委員会が動き出した。どうやら食べログの評価方法について調査が入るらしい。もし本当に年会費の有無によって評価を変えていたら大問題だからね。
食べログはこのピンチをどう乗り切るんだろう。大変だなぁ〜!
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