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高羽そらさんインタビュー

どうすれば幸せを実感できるか

昨日、たまたま見たテレビで興味深い番組をやっていた。どうすれば長生きできるのか? という内容だった。

 

長生きされている高齢者の方に取材して、長寿の秘訣のようなものを尋ねた結果がまとめられていた。さもありなん、という結論だった。

 

『人間は幸福を感じていると長生きする』

 

なんてシンプルでわかりやすい結論だろう。この答えで大切なのは『感じる』という部分。まったく同じ状況でも、幸福だと感じる人がいれば、そうでない人もいる。つまりどう『感じる』かは自分しだいだということ。

 

幸福に対するハードルが高い人は、何をしても幸せだと感じづらい。逆に言えば、不幸の対するハードルが低すぎるのかもしれないね。

 

だけどささいなことでも幸せを見つけられる人は、きっと長生きするんだと思う。それは人間の生理学から言っても妥当なことだと思う。幸せを感じている人はストレスが少ないはず。ストレスが老化を促進して病気を誘発する。だから幸福だと長生きするんだろうなぁ。

 

さてそうなると、どうすれば幸福を感じられるかを知りたくなる。『感じ』方に個人差はあるとしても、なんらかのヒントがほしい。

 

その番組にはヒントが示されていた。ボクはそう感じた。

 

最初にボクなりの結論を述べておこう。

 

『誰かの役に立っていると思えると、人は幸福を感じられる』

 

自由にお金を使えたり、好きなものを食べたりしても幸福を感じられるかもしれない。だけどそうした個人の享楽に由来する幸福というのは、長続きしないような気がする。いつか虚しくなったり、飽きたりすることで幸福だと思えなくなりそう。

 

だけど『誰かの役に立っている』と思えることは、人間としての存在意義を成立させている根本的な価値観だと思う。そう感じるために、この世に生まれてきたんじゃないだろうかと思うほど。

 

この番組で紹介されていたのは、合わせて201歳という高齢のご夫婦。夫はなんと104歳だよ。なのに毎日釣りに行く。それは奥さんに美味しい魚を食べさせてあげたいから。

 

そして10年前(と言っても94歳だよ!)から妻に代わって料理をするようになった。テレビで料理番組をメモして、レパートリーを増やされている。実際に料理をされているのを見たけれど、明らかに我が家よりご馳走だった!

 

「美味しいと言って食べてくれるのがうれしいです」とご主人は話されていた。料理を毎日作ることで、奥さんのために役立っているという幸福感を感じておられるんだと思う。

 

そして奥さんも夫に対して同じ思いを持っておられると感じた。ご主人は耳が遠い。だから電話がかかってくると、奥さんが電話に出て夫に内容を伝える。それまではコミュニケーションに問題を感じていた夫も、妻のおかげでストレスがなくなったそう。

 

二人に取材の人が質問すると、「毎日幸せです」と笑顔で答えられていた。本当にそう思っておられるのが画面を見ても伝わってきた。それは自分の存在が相手の役に立っていると思えるからだろう。

 

独身の人でも同じだった。80代の男性が妻に先立たれた。失意のなかでどうして生きていこうと悩まれた。碁のサークルに通ったりしていたけれど、もうひとつ生きる気力がわいてこない。そんなとき思いつかれたのが料理。

 

そのハマり方がすごくて、まるでプロの料理人のよう。そしてものすごい料理を作っては、友人を招くようになった。美味しい、と言って食べてくれる姿を見ることで、幸せを感じると話されていた。自分が誰かの役に立っていると思えるからだろうね。

 

そう考えると、人間というのは一人では生きていけないんだと思う。孤独ほど辛いものはない。自分の存在が誰かの役に立っていると『感じ』られる『何か』を見つけた人は、心の底から幸福を感じるんだろうな。そして長生きするんだと思う。

 

自分の未来を考えるうえで、とても勉強になる番組だった!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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