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高羽そらさんインタビュー

思い込みの功罪

今朝、幽霊に遭遇したかと思いマジにあせった。

 

午前3時ごろのこと。トイレに行きたくなり、どうしようかと悩んでいた。立つのが面倒なので、できれば朝まで我慢できないかと思ったから。

 

だけどしばらくして無理だと思い、仕方なく立ちあがった。そして寝室の引き戸を開けようと手をかけたが、ビクとも動かない。鍵なんてかけないし、少しすき間も空いている。

 

扉の向こう側で誰かが抵抗しているとしか思えない状況だった。もしかしたら幽霊が廊下に立っていて、ボクをトイレに行かせないように妨害しているのでは? そう思うと少しびびった。扉のすき間から白い指が出てきたらどうしようかとドキドキした。

 

そのとき、ふと異変に気づいた。何かがおかしい。背後に気配を感じる。それでゆっくりとふり返った。

 

すると、なんとボクの肉体は布団で寝たままだったwww

 

要するに意識しないまま体外離脱をしてしまい、扉を開けようとしていたらしい。そのことに気づいたけれど尿意は残ったままなので、すぐに肉体へ戻ってトイレに行くことができた。

 

さて、なぜ部屋の扉が開かなかったのか? その答えは『思い込み』にある。

 

通常の体外離脱だと身体を抜け出たという自覚がある。だからそもそも引き戸なんて開けない。そのまま幽霊のように扉や壁をすり抜ける。ところが今朝は、自分が体外離脱をしていることに気づいていなかった。

 

自分の肉体で本当に起きたと思い込んでいるから、壁抜けができるとは想像もしない。それなのに非物質の肉体で物質の扉に触れようとするから、にっちもさっちもいかなかったということだろう。存在次元がちがうものに触れようとしたことで、脳の知覚がバグったんだと思う。

 

今朝の体験を思い返しながら、『思い込み』のパワーについて考えていた。体外離脱していることを『思い込む』ことで、壁を抜けることもできるし、空を飛ぶことも可能になる。

 

だけどもし体外離脱中に自分が肉体にいるという『思い込み』を持つと、引き戸でさえまともに開けられない。過去にも経験あるけれど、体外離脱をしているのにそのことを疑うだけで、ガラス戸を抜けようとして頭を強打したことがある。だけど体外離脱をしていると思い直すと、するっと簡単に抜ける。

 

ここまで考えてふと思った。もしかしたらボクたちが現実世界にいると考えているのも『思い込み』かもしれない、と。

 

現実世界で壁をすり抜けられないのも、空を飛べないのも、もしかしたら物理法則として無理だと思い込んでるだけじゃないだろうか?

 

現実世界にいても、心の底から飛べると思えば、壁を抜けられると思えば、もしかしたら可能なのかも?

 

そんなことを考えると実験したくなるけれど、絶対にやめておこう。だって信じていない部分が確実に残っているから。映画の『マトリックス』でネオが仮想世界だとわかっていても、疑いの気持ちがあるだけでビルから落ちるのと同じ。

 

ただ『思い込み』のパワーは実在する。それは有意義に使うこともできれば悪用することも可能。少なくともネガティブなことに『思い込み』のパワーを使用しないだけで、人生はかなり生きやすくなるような気がするなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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