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高羽そらさんインタビュー

心を秋晴れにしたい人へ

今日の神戸は見渡す限り青空が広がっている。朝は少し気温が低かったけれど、空気は乾燥していて気持ちいい。まさに秋晴れという見事な晴天。

 

そしてその秋晴れに負けずとも劣らない、とてもさわやかな映画を観た。

 

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『ワンダー 君は太陽』(原題:Wonder)という2017年のアメリカ映画。日本では2018年に公開されている。

 

トリーチャー・コリンズ症候群という病気がある。ボクは知らなかったけれど遺伝子疾患の病気らしく、1万人の1人の割合で新生児に見られるとのこと。頬骨が形成されない等の顔の奇形が症状として出る。この映画は、その病気になった少年が主人公。

 

新しい映画なのでネタバレはやめて、概要だけを書いておこう。とにかく感動する作品。登場人物の誰もが素敵過ぎて、何度涙をぬぐったことか。

 

顔の奇形で入退院を繰り返し、母による自宅学習を続けていたオギー。頭がよく、理科が大好き。だけどこの写真のように、いつもヘルメットをかぶっていた。なぜなら顔を見ただけで注目されたり、逃げられたりするから。

 

そんなオギーに、両親は普通の学校に行くことを勧める。当然ながらいじめ等が予想されるけれど、息子のためにも両親は決断する。そして高校生になったばかりの姉のヴィアも弟を支えようとする。

 

母親役のジュリア・ロバーツが素晴らしい。息子のために自分の人生を犠牲にしただけでなく、いつも全力で息子の心に向き合っている。愛情深く強い母親で、何があっても動じずに対応する。感動の涙なしで彼女の演技は見られない。

 

父親役のオーウェン・ウィルソンもいい雰囲気だったなぁ。感情的になりがちな母親を補佐するかのように、いつも優しい笑顔で息子に寄り添う。最高の父親だったと思う。

 

さらに高校生の姉を演じたイザベラ・ヴィドヴィッチの心の葛藤が、この映画を深い物語にしている。自分だって高校生として多くの悩みを抱えている。両親は弟にかかりきりで悩みを聞いてくれない。なのにじっと耐えて、弟に愛情を注ごうとする。本当に全員が素敵な家族だった。

 

そしてもっとも素敵なのが、オギーの学校の友人たちと姉のヴィアの友人たち。いろいろと確執はあったけれど、ラストで彼らは映画を観ていいる人たちを泣かせ、満面の笑顔にしてくれる。

 

その中心で主演していたオギー役のジェイコブ・トレンブレイの演技が、太陽のようにまぶしく輝く。天才子役と言っていいだろう。

 

心に多くの暗い雲を抱えている人であっても、この映画を観たらそれがすべて涙雨になって流れ落ち、雲ひとつない秋晴れの心になるはず。そう断言できるほど素晴らしい映画だった。心が洗われるとは、こういうことを言うんだろうね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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