若さの秘訣は体感時間
時間というのは不思議なもの。楽しいことをしているとあっという間に過ぎてしまうし、嫌なことに関わっていると十数分が何時間にも感じてしまう。
そんな体感時間とストレスに関して、ホリエモンこと堀江貴文さんが、なるほどなぁと思うことを言っている。
生きていれば、どんな人にも不満が生じる。そしてそのことがストレスになる。ところがツイッター等を見ていると、そんな不満を垂れ流している人が多い。上司の愚痴や会社の不満を書きなぐっている。
ボクがサラリーマン時代に意識していたことは、不満を仕事中に言葉や顔に出さないこと。感じるのは仕方ないけれど、自分の努力によって対処できるようにふんばっていた。
祇園の芸舞妓事務所で困ったのは、芸舞妓さんの名前と顔を覚えること。向こうは当然知っているものとして、名乗らない人が多い。新人のうちは尋ねることができるけれど、チャンスは一度だけ。もし同じ人に名前を二度も聞いたら、それだけで信用されなくなる。
だから『都をどリ』のパンフレットに掲載されている出演者の写真を毎日見て名前と顔を覚えた。奇跡の写真を掲載している人もいるから、実物とのギャップもあるので大変だったけれどwww
とりあえずストレスに対処するために全力を尽くした。それでも不満やストレスを解消できない場合はどうするか? それはその職場を去るしかない。堀江さんも同じことを言われている。ストレスを感じるのなら、そんなもの捨ててしまえばいい、と。
『あなたは川に浮かびながら、誰かが食い荒らした「残飯」を手にして、「こんなマズい食べ物はない! なんだこれは!」と文句を言っている。だったら、そんなものは捨ててしまえばいいのに、それでもその「残飯」を後生大事に持っているのだ』
ほんとそのとおりだと思う。文句を言う時間があるなら、それを捨てたほうがいい。その目安として、堀江さんは体感時間の長さを提案されている。
時間を忘れて没頭するようなことを増やせば、不満を垂れ流すことはなくなる。自分の1日を考えて、絶対時間ではなく体感時間を基準にする。長く感じる時間が多いのは、捨てるべきものを後生大事に抱えているから。堀江さんはそう述べている。
ボクもこの意見に全面的に賛成。ただしストレスに対する耐性を身につけることも必要だと思う。ただ逃げるだけ、捨てるだけのクセがついてしまうと、人生を逃げ続けることになるからね。
とにかく体感時間というのは大切。ボクはこれこそが若さの秘訣だと思っている。高齢になっても何かに打ち込んでいる人はいつまでも若い。祇園の芸妓さんがいい例だと思う。好きで夢中になることを日々やっているから、いつまでも若い。
体感時間というのは、絶対時間に勝るんだとボクは思っている。つまり1日を短く感じて過ごしている人と、長く感じて過ごしている人は、生きている時間世界がちがうと思う。
前者はいつまでも若さを保ち、後者は長く感じる時間と共に老いていく。体感時間を短くすることは、時間を止めて老化の進行をストップさせる効果が実際にあるとボクは確信している。だから退屈だと思う日などボクにはない。常に何かに集中している。
体感時間こそが、人間にとって真の時間の尺度なんだと思う。
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