これって憑依現象だよね
世の中には知られていない不思議な生き物がまだまだいる。
昨日タイトルが気になって読んでみたら、想像力が変に刺激されてガクブル状態になった記事がある。
ハエに寄生した菌が、ハエを支配し、胞子を飛散させるメカニズムを分析
タイトルだけでもインパクがあるよね。これはハエに寄生するハエカビという菌類の一種。これがかなり残酷な生き物。
ハエに寄生すると、脳に感染して行動を支配する。そしてハエの体内から栄養を奪い取って死に至らしめる。もちろんカビなので胞子を拡散する。
そのやり方が、まさに幽霊が人間の身体に憑依したのと同じ。
脳を支配しているから、ハエをあやつることができる。胞子を巻き散らす時期になると、ハエの行動をコントロールして高い位置まで移動させる。それはより遠くまで胞子が飛ぶようにするため。
そして胞子と液体で満たされた「射出胞子」というものを作る。これは内部の圧力が一定レベルにまで上昇すると”カノン砲”のように胞子を含む液体が外部へ打ち出される性質を持つが、そのメカニズムについてはまだ完全に解明されていないらしい。とにかく恐ろしくて不気味。
ボクはこの記事を読んで、すぐに人間のこととして脳内変換した。人間だってハエと同じ動物だから、もしかしたら人間に寄生する同じような菌類があるかもしれない。ボクの脳内で展開された映像は、スティーブン・キングでも真っ青になるんじゃないだろうか?
脳を菌類に支配された男が、フラフラとビルの屋上へと向かう。もう意識はないので、ゾンビのようなもの。男を動かしているのはカビ菌。そして屋上の手すりを乗り越えて身体を乗り出すと、全身から浮き出た「射出胞子」が頭をもたげる。
そして一斉にはじけて、大勢の人が行き交う都会に胞子を巻き散らす。その男は全身から栄養を抜き取られ、ミイラのように干からびて息絶える。
ヒェェ〜〜、まるでホラー映画やん。
実際に人間に寄生するカビは存在しないだろう。でも小説の世界なら使えるよな。考えようによっては、幽霊が憑依するより怖いかもしれない。幽霊はかつて人間だったから、話せばわかってくれるかもしれない。
だけどカビ菌だと会話が成立しない。ただ生きるために人間の脳を支配して命を奪ってしまう。本能で動くだけなので理屈が通じない。この胞子を詰め込んだミサイルを撃ち込んだら兵器としても使える。気持ち悪いけれど、イメージが止まらへんわ〜www
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