動画は犯罪の抑止力になる
この先、ボクが自動車を所有することはないと思う。だけどもし購入するとしたら、絶対に取り付ける装備がある。
それはドライブレコーダー。その時点での最高品質のものを選ぶだろう。
交通事故やあおり運転に遭遇したさい、ドライブレコーダーほど自分を助けてくれるものはない。昔なら言った言わないでもめ、泣き寝入りすることもあっただろう。でも高画質であらゆる角度から撮影されている動画があれば、相手の交通違反や暴力を証明することができる。
そしていまや車だけでなく、街のあちこちに防犯カメラが設置されている。さらに歩行者もスマートフォンという自前の撮影機器を持っている。そうした動画を分析することで、驚くことができるようになった。
先日、兵庫県の尼崎で発砲事件があった。夕方の5時という時間帯だから、暴力団の抗争であっても一般市民が巻き込まれてしまう恐れがある。アメリカでは、いまや日常の出来事のように銃による乱射事件が起きている。
そんな狙撃犯の位置が、スマートフォンの動画から割り出せるシステムが実用化されている。
弾道検査のイメージとして、ボクの場合はアメリカドラマのCSIシリーズが印象深い。初期のころはかなりアナログだったけれど、後半になってくるとレーザー光線を使った弾道分析が行われていた。
そしていまでは、実際の動画を使うことで狙撃犯の位置を正確に判定できる。サンプルとなる映像が多ければ、それだけ確実なものになるそう。一般の人が乱射事件のときに撮影していることが多いので、それらを統合できるということだろうね。
専門的なことはよくわからないけれど、飛行する超音速の弾丸による衝撃波の音と、銃の砲口から発せられる爆風の2つの音を特定するそう。そこから狙撃犯の位置を割り出せるとのこと。
こうした記事はどんどん拡散するべき。テロ等の犯罪を画策している連中への抑止力になると思う。先程のドライブレコーダーにしても、無謀な運転や暴力を未然に防げる効果があるはず。
イギリスなんか街中にカメラが設置されている。プライバシーがどうのこうの言う人もあるけれど、犯罪の抑止力や捜査へのメリットは計り知れない。自分に後ろめたいことがないなら、それほど気にすることじゃないと思う。
ただ中国のように、国民の思想や行動を監視することに悪用されたら困るけれどね。そうした懸念はあるとしても、動画が犯罪の抑止力となっていく時代だと思う。ボクはこの方向をさらに進めていくべきだと強く感じるなぁ。
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